ビル壁面4フロアにわたる大型デジタルサイネージ「渋谷センター街ヒットビジョン」(渋谷区宇田川町)が12月2日、渋谷センター街・バスケットボールストリートで稼働を始める。
1階にファストフード店「ウェンディーズ・ファーストキッチン」(昨年1月閉店)が入っていた商業ビル「白馬ビル」の建て替えに伴い、新たに設置された屋外ビジョン。屋外広告を専門に扱うヒット(中央区)が、ハチ公広場に面した国内最大規模の単面広告用デジタルサイネージ「シブハチヒットビジョン」などに続く、渋谷エリア3媒体目のサイネージとして運用する。
ビジョンは、建て替えられた新「白馬ビル」の左右の各壁面に、大小2面(計92.35平方メートル)で取り付け。向かって左側の大きいサイズのメインビジョンは、同社が展開する大型デジタルサイネージの中で「最も歩行者に近い」高さに設置し、歩行者の目線の高さでも視界に入る「迫力感」や、「自撮りスポット」にもなるなどの距離感が特徴。LED3.846ミリピッチのフルカラーLEDで、高精細なビジョン上映にも対応するという。
建て替え前から同社の看板を設置していたつながりから、ビルオーナーと親しく、ビル設計段階からビジョン設置の話が進み、「埋め込むようにビルと一体化したサイネージが実現した」(同社経営企画部・伊藤彰秀さん)と言う。
同2日からの上映第1号となるのは、Netflixの人気シリーズ「イカゲーム」シーズン2の1社独占広告。同ビル外壁のショッキングピンクの色に合わせたようなイカゲームの動画の背景色は「合わせたわけではなく偶然。とても驚いている」(伊藤さん)とも。掲出は12月29日まで。