デリカテッセン「三笠会館デリ 渋谷東急フードショー店」が10月30日、渋谷マークシティ(渋谷区道玄坂2)地下1階の食料品売り場「渋谷 東急フードショー」内にオープンした。経営は三笠会館(中央区)。
1925(大正14)年に創業し、来年創業100年を迎える同社は、銀座に鉄板焼きやしゃぶしゃぶ・すき焼き、イタリアンバールなどを併設する本店を構えるほか、洋食や中華、フレンチなどのレストランを首都圏に約25店舗を展開している。コロナ禍を機にオンラインショップやテイクアウト事業を本格的に始めた。
「三笠会館デリ」は今年3月に伊勢丹新宿店に1号店をオープン。渋谷東急フードショー店は同店に次ぐ2店舗目で、同社にとって渋谷初の出店になるという。売り場面積は約6平方メートル。
販売するのは、1966(昭和41)年に銀座の本店ビルが落成した際に初代料理長がメインダイニングのフレンチでワゴンサービスとして始めた当時のレシピを受け継ぐローストビーフの重「三笠会館のローストビーフ重」(2,301円)や、フライドオニオンがアクセントのバターライス、骨付き鳥と砂肝が入りピクルスやレーズンの薬味を添える「三笠会館伝統の味 インド風チキンカレー」(1,801円)、トリュフ風味の卵やローストビーフなどサンドイッチにスパゲティナポリタン、ピクルスを添える「サンドイッチ弁当」(1,451円)など。
デミグラスソースをかける「三笠会館のハンバーグ」(951円)、レストランと同じく白ごま塩・練りからし・レモンを添える1932(昭和7)年に提供を始めた「三笠会館伝統の味 骨付き鶏の唐揚げ」(3個980円~)、トマトクリームソースで食べる「三笠会館の蟹クリームコロッケ」(2個1,151円)などの一品料理、かつて同社が直営していたイタリアン「ヴォーノヴォーノ」の初代料理長がイタリア研修で学んだというティラミス(751円)などのスイーツもラインアップする。
営業時間は10時~21時。