昭和の渋谷の風景写真を展示する「渋谷アーカイブ写真展2024」が11月16日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のクリエーティブスペース「8/」のイベントスペース「COURT」で始まる。主催はCommons Archive Collective。渋谷道玄坂商店街振興組合が共催。
Commons Archive Collectiveは、アーカイブ構築とデザインで地域や団体のさまざまな媒体の記録や記憶を整理し、価値を掘り起こすことを目的に活動する団体。2021年に渋谷公園通商店街振興組合の事務所で見つかった写真を展示する写真展を開催したことをきっかけに、昨年「渋谷アーカイブ写真展」を初開催。同展には延べ2500人が来場したという。
前回に引き続き道玄坂の服飾店「大西屋」の3代目故大西忠保さんが1960年代~1990年代に撮影した写真300枚を展示する。都電が走る渋谷駅周辺や建設中の東急旧百貨店本店など昨年展示した渋谷エリアの写真に加え、喫茶店「レオン」や服飾店「MILK」が入る原宿セントラルアパート、かつての代官山駅など原宿や代官山エリアの100点を加えて再構成。各写真にはその写真が撮影された場所の地図につながる二次元コードを添え、読み込むとグーグルストリートビューを通して現在の風景との変化を見比べることができる。
渋谷区と連携したコンテンツとして、過去の広報写真や広報紙などをデジタルデータ化している区のデジタルアーカイブサイト「SHIBUYA CITY RECORD」の中から、会場に展示する写真と同年代の渋谷区広報紙を展示。大規模な再開発が進む渋谷駅周辺の将来像を紐解くブックレットも数量限定で配布する。
開催時間は11時~20時(19日は19時30分まで、最終日は18時まで)。入場無料。今月24日まで。