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サンロッカーズ渋谷とアルバルク東京、Bプレミア参入決定 渋谷から移転へ

両クラブが共同利用する「TOYOTA ARENA TOKYO」の外観イメージ

両クラブが共同利用する「TOYOTA ARENA TOKYO」の外観イメージ

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)とアルバルク東京(同、A東京)が、2026年に開幕するBリーグの新トップカテゴリー「B. LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」に参入することが決まった。10月17日に行われた理事会でそれぞれライセンスが交付された。

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 2016(平成28)年に開幕したBリーグが、「強化」「経営」「社会性」の3つを軸に行う「B.改革」の一環で立ち上げる「Bプレミア」では、世界レベルの競技力を目指す。参入には平均入場者数4000人以上、売り上げ12億円以上、5000席以上の座席やVIPルームなども設けるアリーナの確保という条件を満たす必要があった。

 A東京は現在、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南2)をホームアリーナに活動。平均入場者数は2022-23シーズン=6065人、2023-24シーズン=6012人、売り上げは過去2年度共に12億円を超えている。同時に、親会社のトヨタ自動車などと共に2022年から江東区・青海エリアに「TOYOTA ARENA TOKYO」を建設中で、来秋には開業を控えている。Bリーグ2025-26シーズンから同アリーナをホームアリーナとして活用するため、来季からホームタウンを江東区に移す。

 クラブを運営するトヨタアルバルク東京の林邦彦社長は「このライセンス取得が目標ではなく、Bリーグが大きく飛躍していく上で、Bプレミア所属のクラブとしてより高い競技力とエンターテイメント性を備えたクラブとして常に成長し続けていくことが重要」などとコメントしている。

 SR渋谷は現在、青山学院大学(渋谷4)の体育館である青山学院記念館をホームアリーナに活用。昨季、平均入場者数が4456人、昨年度の売り上げが12億円以上を超えた。Bプレミアでは、A東京の「TOYOTA ARENA TOKYO」を共同利用するかたちでホームアリーナとする。各クラブが既存施設の改修やアリーナの新設などを明らかにする中、アリーナの確保に苦慮。都や国の施設の活用、新設など渋谷区内でのアリーナ確保も検討したが、今年9月末のBプレミア入会申請期限までに見通しが立たず、同アリーナを共同利用することを9月25日に発表した。Bプレミア初年度の2026-27シーズンからホームタウンを江東区に移す。

 前身から数えて来年で創立90周年を迎えるSR渋谷。クラブを運営するサンロッカーズの神田康範社長は「Bリーグでは最古のクラブが、トップのBプレミアに行かない選択肢はなかった。私が入社する前から、なんとか渋谷でのアリーナ基準を満たすことができないかと血のにじむような努力をしてきた。期限がある中で最良の選択肢としてTOYOTA ARENA TOKYOを使わせていただく運びとなった」と振り返り、「チームとしても残された渋谷での2シーズンでなんとか『渋谷』にレガシーを残したい。4シーズンぶりのチャンピオンシップ出場、そして『渋谷』でトロフィーを掲げられるようクラブ一丸となって奮励努力していく」などとコメントを寄せる。

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