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サンロッカーズ渋谷、青山学院記念館でホーム開幕戦 白星飾れず

ホーム開幕戦を迎えたサンロッカーズ渋谷(黄色のユニホーム)

ホーム開幕戦を迎えたサンロッカーズ渋谷(黄色のユニホーム)

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が10月12日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)でBリーグ2024-25シーズンのホーム開幕戦を迎えた。

リングアタックから得点を挙げた阿部諒選手

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 昨季1試合差で逃したチャンピオンシップ進出を目指すシーズンとなる今季。ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)は、昨年の振り返りと共に「60試合がある中でアップダウンがある試合をしていては上に行くことができない。フィジカル・スキル・戦術、全てを高いレベルで安定性を持ち60試合を乗り越えないと同じことの繰り返しだ」と伝え開幕を迎えた。

 今節の対戦相手は秋田ノーザンハピネッツ(以下、秋田)。「40分間で良い時と悪い時の波があった」(パヴィチェヴィッチHC)試合は、ケビン・ジョーンズ選手の3ポイント(P)シュートや、アンソニー・クレモンズ選手の好守からの速攻でジョシュ・ホーキンソン選手がダンクを決めるなど好スタートを切る。途中出場した阿部諒選手は「役割としてペイント(ゴール下の制限区域)タッチをまず全力で押し出そう」と、積極的にリングへアタックし得点を重ねた。

 15-19で迎えた第2クオーター(Q)は、好守が見られるも得点が伸び悩む中、田中大貴選手が強気なアタックで得点を動かす。それでも、秋田のアグレッシブな守備にミスが散見し、流れを引き寄せきれず30-37と我慢の展開が続く。

 後半立ち上がりは、田中選手やベンドラメ礼生選手がリバウンドに絡んだほかルーズボールを粘るなどハッスルを見せ、田中選手とホーキンソン選手の連係プレー、トロイ・マーフィージュニア選手の3Pシュートなどで同点に追いつく。しかし、終盤に連続失点し46-56とリードを広げられ最終Qに突入。

 田中選手の連続3Pシュートやベンドラメ選手の好守からの速攻などで得点を重ねるも、攻撃でのミスや守備では秋田の得点を抑えきれず得点を詰められない。ホーキンソン選手がこの日2本目となるダンクを叩き込み気迫を見せるも追い上げかなわず、65-77で敗れた。

 「設定したインテンシティーレベルを40分間続けることができず勝てなかった」と試合を振り返ったパヴィチェヴィッチHC。「波がある」原因の一つとして、今季は6選手が新たに加入した中で「(昨季からの)既存の選手と新しい選手で、遂行しないといけないものがクリアに同じ目線で戦えていない、チームとして1つになれていないこともあったと思う」と指摘し、「乗り越えるには一人一人がハードワークするしかない。これが原因となって負けることが無いようにしないといけない」と話した。

 新加入の1人である阿部選手は、「求められているものをすぐ理解しなきゃいけないが、かみ合っていないというか…練習でできても試合でできなきゃ意味がない。そういう部分がまだまだ足りないが、早くフィットしなくてはいけない」と自己分析した。3季ぶりにSR渋谷に復帰した阿部選手は、同館での試合に「感慨深いものがあった」と振り返った。

 両チームは13日も戦う。阿部選手は「ホームで2連敗は何としても避けたい、開幕節でこれだけたくさんのお客さんが来てくれたので、絶対に勝ちたい」と意気込む。

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