移転して新しくなった「将棋会館」(渋谷区千駄ヶ谷1)1階に10月1日、カフェ「棋の音(きのね)カフェ」(渋谷区千駄ヶ谷1)がオープンする。経営はプロントコーポレーション(港区)。
日本将棋連盟の創立100周年事業として移転した将棋会館は、9月に完工した「ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル」内に位置。対局室などと共に店舗「棋の音」を併設。店内には「棋の音カフェ」のほか、大盤解説など多目的に活用する「棋の音道場」、棋士関連のグッズや限定商品などを扱うショップも展開する。
カフェの店舗面積は20坪、席数は20席。メニューは、「コーヒー好き」である佐藤康光九段が監修したタンザニアベースのアラビカブレンドコーヒー「康光ブレンド珈琲」(660円)、「と金」の旗を差す「固めのクラシックプリン」(550円)などを提供。「自分でつくる駒もなか」(880円)は、将棋の駒を作る職人「駒師」勝仙さんの書体の駒を模した最中種(最中の皮)に、来店客自らが抹茶アイス、ホイップクリーム、北海道十勝産小豆のあんこを挟んで食べる。
「月替わり棋士カプチーノ」(770円)は、月替わりで棋士・女流棋士の写真をプリントし、10月は羽生善治会長、11月は谷川浩司十七世名人、12月は永瀬拓矢九段などを予定している。「新宿中村屋」監修のカレーソースを使うカレーは、シンプルな「新『定跡』カレー」(990円)や、将棋の戦略「相掛かり」にかけて欧州カレーとキーマカレーをかける「2種『相掛かり』カレー」(1,320円)などを用意する。18時以降は「神泡ビール」(770円)などのアルコール類も提供する。
「康光ブレンド珈琲」の粉(2,160円)や、「駒もなか」(8個入り3,024円)も販売する。
営業時間は10時~21時。「キッシサカバ(棋士+酒場)」と題し、棋士・女流棋士が来場するイベントも予定している。