国際写真家集団「マグナム・フォト」とユニクロによるグローバル写真展「PEACE FOR ALL」が9月19日、国連大学(渋谷区神宮前5)前広場で始まった。
ユニクロのチャリティーTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」から同20日、マグナム・フォトとコラボレーションした新コレクションを発売。今月13日にロンドンで始まった同名の写真展は、東京、ニューヨーク、ハノイなど世界10都市で順次開催する。
東京会場では、青山通り沿いの国連大学前広場に、大きくプリントした写真を帆のようにポールに張って展示。恵比寿「東京都写真美術館」の学芸員をゲストキュレーターに迎えた。ユニクロが同プロジェクトのTシャツの売り上げを寄付に充てている世界各所の支援活動の様子を、マグナム・フォト会員の写真家、クリスティーナ・デ・ミデルさん、オリヴィア・アーサーさん、リンドグシェ・ソベクワさんの3人が独自の視点で捉えた写真を展示する。
音声ガイドのナビゲーターは、プロジェクトの「コラボレーター」を務める俳優の綾瀬はるかさん、クリーエティブディレクターの佐藤可士和さん、車いすテニス選手・国枝慎吾さんが担当。支援現場の現状や、写真が撮られた背景、写真家の思いなどを音声で伝える。
初日の19 日には、来日したアーサーさんらも会場を訪れた。アーサーさんは「今回、ルーマニアでウクライナから避難してきた子どもたちを撮影した。いつでも前を向いて生きる子どもたちの姿から、いつ、どんなシチュエーションでも常に想像力を働かせ、クリエーティビティを発揮できるというメッセージを感じていただければ」などと話し、会場を見て「多くの人に直接見ていただける屋外での展示に、すごく意味があると思う」とも。
「#PEACEFORALL」のハッシュタグを付けてSNSに投稿した来場者のうち各日先着 100 人に、同展オリジナルのトートバッグを進呈する。
開催時間は8時~18時(最終日は 16 時閉場)。入場無料。9 月 23 日まで。