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アルバルク東京、新チーム披露 バランスキー主将「応援・サポート必要」

今季を戦う選手やコーチ陣ら

今季を戦う選手やコーチ陣ら

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 アルバルク東京(以下、A東京)が9月9日、Bリーグ2024-25シーズンを戦う新チームを披露した。

キャプテンを務めるザック・バランスキー選手

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 デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)体制3季目となる今季は、「“ただ一つの頂点”へ向けて、駆け上がる」という思いを込めた「ONE RISE」をスローガンに掲げる。

 選手は、高い守備力を誇る小酒部泰輝選手、シューターの安藤周人選手、力強いプレーでゴール下を支配するセバスチャン・サイズ選手、ブラジル代表のレオナルド・メインデル選手など13人中11人が昨シーズンから継続。伊藤大司ゼネラルマネジャーは「お互いの理解力がさらに深まり、より高いチームケミストリーが生まれる」と期待を寄せる。昨季は48勝12敗とクラブ最高勝率を上げたことに触れつつ、「その成長を生かし、今シーズンも優勝という最終結果にこだわって戦いたい」と意気込む。

 新たに加入したのは2選手。2021-22シーズンまでA東京でプレーをしていた選手で、外国籍選手にも負けないフィジカルで守備を引っ張るベテランの菊地祥平選手と、高校時代から世代トップクラスの選手として注目を集め昨季まで所属した千葉ジェッツふなばしではリーグ優勝も経験している大倉颯太選手。

 昨季に引き続きキャプテンを務めるザック・バランスキー選手は、「皆さんのたくさんの応援・サポートが僕たちが目指している優勝にたどり着くには本当に必要。良いときも悪いときも共に頑張って、皆であの良い景色を見られるように頑張りたい。ゲーム中は激しいが、オフでは楽しそうにやっているところを見てもらえたら」とアピールする。

 副キャプテンには帰化選手のライアン・ロシター選手と新たにパリオリンピック(五輪)に出場したテーブス海選手が就任した。テーブス選手は「チームの前で初めて(副キャプテンと)言われてちょっとびっくりした。キャプテンの経験もそんなに多くないし、言葉でチームをまとめることをあんまりしたことがないので違和感はあるが、期待や責任はあると思うので、ザックとライアンをいろいろと見習って、いつかキャプテンとしてチームをリードできる人になりたい」と意欲を見せる。パリ五輪後「本当にちょっとだけ」休み、チーム練習に合流。「コンディションも良く、スタッフ陣や栄養士とも話してシーズンまでに万全の状態でシーズンに入れるよう」取り組んでいるという。

 菊地選手と大倉選手は「すぐにチームに溶け込んだ」と言うバランスキー選手。菊地選手については、「相変わらずIQ高く、いやらしいとこで活躍する男。僕が入団した時から衰えを知らない、むしろちょっと力強くなって帰ってきたぐらい」と話しつつ、最年長ではあるが「一番いじられている」と笑う。テーブス選手は「素晴らしいベテランがいるのはチームにとって財産」とリスペクトの意を示しつつ、「(昨季まで在籍した)吉井(裕鷹)に聞いたら『全然いじっても大丈夫』って言われたので、なるべくいじるようにしている」とも。

 クラブを運営するトヨタアルバルク東京(文京区)らは現在、A東京のホームアリーナとして江東区にアリーナを建設中で、2025-26シーズンから同アリーナを活用するため、ホームタウンも渋谷区から江東区に移転する。林邦彦社長は「我々は『東京』という名前にしているので、協定や今までの関係性を持っていただいた行政、区民・市民の方との取り組みは今後強化しても退化することはない。渋谷区からも学校や課外授業のクラブの問題などについては要望も頂いているので、ホームタウンに左右されずに活動を続けていきたい」と言及した。

 開幕節は10月5日・6日、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南2)で越谷アルファーズと戦う。

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