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代々木公園で防災イベント「もしもフェス渋谷」 災害時の避難や備え再考

写真は昨年開催時の様子

写真は昨年開催時の様子

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 防災イベント「もしもFES(フェス)渋谷 2024」が8月31日・9月1日、代々木公園イベント広場・ケヤキ並木(渋谷区神南1)で開催される。主催は一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザイン、全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済coop)、実行委員会。共催は渋谷区。

体を動かしながら防災を学ぶエリア

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 渋谷に暮らす人、働く人、遊びに来た人など渋谷に関わる全てをターゲットに「防災」「減災」を普及啓発する同イベント。区が2019年まで開催していた「渋谷区総合防災訓練(SHIBUYA BOSAI FES)」の流れをくみ2022年に初開催し、昨年は2日間で2万2000人以上が来場したという。

 今年は元日の能登半島地震、8月の宮崎県沖を震源とするマグニチュード7.1の地震など、規模の大きな地震が発生していることを受け、「未来の避難所~災害時のQOLを高めよう~」と題した区画を展開。首都直下地震が発生した際に渋谷で必要な備えを考え直そうと、能登半島でのボランティア活動の記録を紹介するパネルや、自衛隊が災害派遣で使う装備品などを展示。AR技術を活用した浸水体験や、災害時のQOLを高めるために水が無くても使える歯磨きシートといった「清潔セット」を紹介するなどの企画も用意する。

 「スポーツ・アウトドア×防災」エリアには、キャンプグッズで災害に備える方法、災害時やアウトドアでの睡眠をサポートするアイテム、火育体験などのブースが出展。新エリアとなる「防災見本市」は、災害時に使う大型ドローンの展示、災害時のトイレットペーパー備蓄の情報発信など、企業が出展するブースが並ぶ。災害救護車両など車両を展示するエリアや、タコライス、チーズサンドなどを提供する飲食エリアも展開。

 ステージでは、バスケットボールチーム「アルバルク東京」の防災ダンス&クイズ、アナウンサーや気象予報士、ガチャピン・ムックなどのキャラクターが登壇するトークショーなどを展開。杉浦小枝渋谷区副区長や、災害時に人とペットが同じ室内に避難できる社会の実現を目指す「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」アンバサダーの歌手・伍代夏子さんらが登壇し、ペットと避難を考えるトークショーも予定する。

 開催時間は10時~17時。入場無料。雨天決行。
※台風の影響でイベントは中止が決定。

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