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「イケア渋谷店」が大規模リニューアル 6フロア改装、世界初のエリアも

1階の「ビニェット(家の中の一角の展示)」

1階の「ビニェット(家の中の一角の展示)」

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 スウェーデン発の家具チェーン「IKEA(イケア)」の都心型店「イケア渋谷」(渋谷区宇田川町)が8月27日、リニューアルオープンする。経営はイケア・ジャパン(千葉県船橋市)。

オープン時は青色の商品を集積する「IKEA Fanshop」

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 イケア国内初の都市型店として2020年11月にオープンした同店は、バスケットボール通りと井の頭通りに挟まれた好立地に位置。7フロア計約4800平方メートルにわたり、約2700点のホームファニッシング家具、インテリア・生活雑貨を展開してきたほか、ビストロやレストランなども併設。

 オープンから4年がたった中、「より便利に楽しく、インスピレーションあふれる形で商品を提供」するため、レストランを除く6フロアを全面改装。井の頭通りのエントランスには外向けにモニターを2カ所設置し、商品などをプロモーション。1階=赤色、2階=青色など、店内のエスカレーターエリアを異なる色でカラーリングすることで「より楽しくワクワクする買い物体験」の提供を図る。エスカレーター周辺など店内随所に、渋谷のビル群をイメージした格子柄を配した。メインの会計エリアは1階から2階に移動する。

 各フロアに設ける29の「ビニェット(家の中の一角の展示)」、3階~6階に設置する8つの「ルームセット(家の中の部屋の展示)」では、「都心部ならでは」の一人暮らしや賃貸暮らし、限られたスペースでの暮らしを提案。

 都市型店舗の特徴を生かしながら、都心部でのオムニチャネル化を加速し、大型店舗であるイケアストアに「より近い」体験を提供するため、フロア内には大型店「イケアストア」同様、矢印で順路を示すレイアウトを導入。2階には、日本の都市型店舗で初めてイケアストアの商品倉庫と同じコンセプトのエリア「持ち帰り家具」を導入し、小型家具を展開。約1700点を当日持ち帰れるようにする。

 ビストロを展開する井の頭通り側のエントランス近くでは、各フロアへのナビゲーションにもなる7つのビニェットで家での暮らしのアイデアやソリューションを紹介。バスケットボール通り側のエントランスには世界中のイケアで初導入となる体験型ショッピングツール「インテリアスタイルラボ」の最新版を設置。LEDを搭載したカーブ型のスクリーンでは、ブランドのインテリアデザイナーが「日本の家での暮らしのニーズ」を基に作った部屋約50室がインタラクティブに見られる。コーディネートに使っている商品は、二次元コードをスキャンすることでオンラインストアで見ることができるようにする。

 同じく世界のイケアで初となる「IKEA Fanshop」も展開。これまでとは異なる方法でブランドの魅力を発信するエリアで、リニューアル時には「ブルー」をテーマに青色の商品を集めて展示する。

 2階には「持ち帰り家具」に加え、アプリやオンラインストアで購入した一部家具を受け取れるカウンターも設置。「サーキュラーマーケット」やスウェーデンの食料品や飲み物を扱う「スウェーデンマーケット」も展開する。3階はリビングルーム・ダイニングルームのフロア。ソファやパーソナルチェア、ダイニングテーブル、ダイニングチェアなどの家具、ラグやクッションなどのテキスタイル商品、本棚やチェスト、収納ボックスなどのリビング収納関連商品も扱う。4階はシステムキッチンや食器棚、食器、ランチョンマットなどキッチン関連商品をラインアップする。

 5階は、仕事部屋など向けのデスクやチェア、キャスター付き収納などの家具、整理整頓用に使えるオーガナイザーなどの家具、照明、時計、アートフレームなどのホームデコレーション・インテリア小物を扱う。都心の一人暮らしや賃貸居住者向けに備え付け収納を生かすアイデアなどの提案も図る。同フロアには家具をビジネス向けに販売する「IKEA for Business」も併設する。

 6階はベッドルーム、バスルーム、キッズ向け商品を取り扱う。ベッドやワードロープなどの家具、かけ布団や枕などのカバー、ハンガー、バスルームの収納や雑貨などをラインアップする。

 営業時間は10時~21時。

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