「つなぐアートの力」がテーマのイベント「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2024」が8月24日から、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のクリエーティブスペース「8/」で開催される。
2014(平成26)年から夏に開催している「SHIBUYA WANDERING CRAFT」は、「旅」「渋谷」「DIY」など毎年異なるテーマを設け、ワークショップや展示などを通して「発見し、考え、交流すること」を目的にしている。
メイン会場となる多目的スペース「COURT」では、同イベントのテーマ展示として、アーティスト金氏徹平さんの「White Discharge (Figure)」シリーズを展示。さまざまなフィギュアに白い樹脂をかけることで、「バラバラな個性が多様なままグループに見えてしまう」作品になっている。
同所では今月26日(19時~20時30分)、元女子サッカー選手で現在は男性として生きている、3人組「ミュータントウェーブ」が一日限定のスナック「世界一なんでも聞いていいトランスジェンダーがやっているスナック」をオープン。普段話しづらい、聞きづらいことを「カジュアル&オープンに」話し、性の多様性への理解や表現について考え、「つくって、つながる」場づくりを目指す。参加費は1,000円。定員30人。要予約。
今月27日~30日は、「All Artists きみがアーティストになる日!」と題し、アートのワークショップを22回開催。マラカスでたたいたりスーパーボールを転がしたりしながら絵を描く「DRUM&ROLL」、選んだカードに書かれた言葉から想像したものを描く「キリンウシ」、アイマスクで目隠しをしてうちわや扇子に書を書く「ノールック書道」、プラスチックごみでオリジナルアートを作る「ウミゴミキミイミ」など。参加無料。事前予約推奨。
9月1日(13時~17時)には、3メートル四方のキャンバス地にオリジナルの妖怪を描くワークショップ「大きな絵をみんなで描く ―マイ妖怪ワールド―」を行う。イベント終了後には作品の一部を切り取って持ち帰ることもできる。参加無料。
ギャラリー「CUBE」では会期中、工場などで出る「端材」をネタに見立ててシャリ(スポンジ)と合わせて「握った」すしをレーンで回転させる体験型インスタレーション「ハザイの回転寿司(すし)屋」を展開。
シェアラウンジ「Creative Lounge MOV」のショーケース「aiiima」では、有田焼の生地を、作られた年代のままの色使いで仕上げ、アートピースとして生まれ変わらせるプロジェクト「kiji arita」の作品を展示する。今月31日には、同プロジェクトのディレクター石澤依子さんらのトークイベントも予定する。参加費は1,000円、定員40人。
開催時間は11時~20時(イベントにより異なる)。9月1日まで。