平和を発信するコンサート「渋谷ピースコンサート2024」が8月22日、渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール(渋谷区桜丘町)で開催される。主催は実行委員会。渋谷区倫理法人会、渋谷区中央倫理法人会が共催。
渋谷区は2019年に区と区民が相互連携して平和・国際都市として発展することを目指し「平和・国際都市渋谷の条例」を制定。同年、渋谷から平和を発信することを目的に、「渋谷ピースコンサート」を初開催した。
以降は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止していたが、終戦80年を迎える2025年を前に、「新しい時代の始まり」をサブテーマに再スタートを切る。開催に向け7月にはクラウドファンディングを行い、目標金額100万円に対し83人から117万5,200円が集まった。
コンサートは、広島に投下された原爆の爆心地から約2キロの距離で被爆し、「できる限り」元の部品を生かして調律された「被爆ピアノ」と、東日本大震災に伴う津波の流木から作られた弦楽器「TSUNAMI楽器」の中からバイオリンを使う。バイオリニストやピアニストら音楽家、渋谷区内在住の有志による「渋谷ピースハーモニー合唱団」、「姫ギャル」系雑誌「小悪魔ageha」のモデルでピアノを得意とするある雨宮由乙花(ゆずは)さんなど14組30人以上のアーティストが参加。演奏や合唱、狂言や音楽パフォーマンスなどを展開する。
18時開演(21時終了予定)。鑑賞料は、一般=3,000円、大学・専門生=2,000円ほか。