フレンチクルーラー専門店「FRECKLE donuts(フレクルドーナツ)」(渋谷区富ヶ谷1)が7月18日、代々木公園近くにオープンした。
代々木上原のシーフードビストロ「Fresh Seafood Bistro SARU」(元代々木町)などを運営するRoot(同)の新業態店。小麦粉と全粒粉、卵など生地の材料などで「国産にこだわった」(同社)フレンチクルーラーは、「食べ飽きない」やや小ぶりなサイズ感も特徴。海外発のドーナツチェーンやコンビニのドーナツ、生ドーナツなど、もちもちとした食感にも人気が集まる中、「あえて『軽い』食感のフレンチクルーラー」を開発したという。
場所は、代々木八幡駅と代々木公園の間の路地の一角。テイクアウト専門で、木目のカウンターや、オリジナルキャラクター「フレクルくん」をあしらった看板が客を出迎える。日本語ではフレンチクルーラーの略称にもなっている店名の「フレクル(FRECKLE)」は、英語では「そばかす」を意味し、ドーナツの表面にも種類ごとに異なる粒々をのせ、「そばかす」を表現する。
看板メニューの「フレクルドーナツ」を含め、常時6種類のフレンチクルーラーを販売。生地は、全粒粉「キタノカオリ」と十勝産の小麦粉「十勝のかおり」を混ぜたものを、卵は「味が濃厚」という相模原の卵農場「昔の味たまご」を使う。
主力のフレクルドーナツ(356円)は、「小麦や卵など素材そのものの味を生かした軽い食感が特徴」だという。そのほか、静岡の日本茶農家「杉本園」の「深蒸し煎茶」をグレイズに使う「煎茶」(378円)、サワークリームで酸味を加えたカスタードを挟んだ「カスタード」(432円)、スパイスとキャラメルカスタードを組み合わせたクリームを挟む「キャラメルスエピス」(454円)などを用意。北海道産ベリーを使った「ベリー」(497円)など、期間限定メニューもそろえる。
ドリンクは、西荻窪の日本茶スタンド「Saten Japanese Tea」さんが監修し、煎茶とほうじ茶(以上ホット・アイス各605円)を販売する。
オープンから3週間以上がたち、女性を中心に年齢層は幅広い。近隣の住民やワーカーのほか、SNSで情報を見て訪れる人も多いという。
営業時間は11時~(売り切れ次第終了)。