渋谷区ふれあい植物センター(渋谷区東2、TEL 03-5468-1384)が現在、園内に植えられたカカオの木などに焦点を当てたイベント「真夏のカカオ祭り」を展開している。
2005(平成17)年に渋谷清掃工場の電気を使う還元施設として開園した同園は、昨年7月にリニューアル。「農と食の地域拠点」をコンセプトに、それまでの植物の栽培だけでなく、マンゴーやコーヒーなど熱帯性の果樹やスパイス、ラベンダーなどのハーブやブルーベリーなど収穫・消費できる植物を育てながら、家庭菜園の講座やコンポスト講座などを展開。カフェも併設し、約8カ月で5万人以上が来園したという。イベントはリニューアルオープン1周年を記念したもの。
園内1階「Music of Planets.」コーナーでは、植物の「生体電位」を採取しそれを変換した音階をサウンドスケープにした音楽を流している。会期中は、園内で育てているパイナップルとジャボチカバの音階をミックスしたサウンドスケープを館内全体に流している。
今月25日(17時~21時)には「Music of Plents.」のライブ版を開催。7月に新たに植えたハワイのカカオの木の生体電位を採取しながら、リアルタイムで音楽を流す。当日は開園時から来園者先着500人に、植物園のスタッフが作ったチョコレートを進呈する。
開園時間は10時~21時。入場料は100円ほか。月曜定休(祝日または振替休日の場合は翌平日が休み)。9月1日まで。