渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)と表参道ヒルズ(神宮前4)をメイン会場に9月2日から開かれるファッションイベント「Rakuten Fashion Week TOKYO(楽天ファッション・ウィーク東京=東京コレクション)2025 S/S」の参加ブランドが8月7日、発表された。主催は一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)。
初参加となる6ブランドを含む全33ブランドが参加。うち7ブランドはオンラインで参加し、各ブランドが2025年春夏コレクションを披露する。
初日の同2日、渋谷ヒカリエでショーの開幕を飾るのは、JFWOがグローバルな活躍を見込める新たなデザイナーを育成・支援する「JFW NEXT BRAND AWARD」の本年度グランプリの「TELMA(テルマ)」。デザイナーの中島輝道さんは、名門「アントワープ王立芸術アカデミー」の卒業コレクションが評価され、ベルギーの人気ブランド「ドリス・ヴァン・ノッテン」でウィメンズのアシスタントを担当。帰国後、2014(平成26)年にイッセイミヤケに入社。2022年春夏シーズンに自身のブランド「テルマ」を発表した。
冠スポンサーの楽天が日本のデザイナーズファッションを支援するプロジェクト「by R(バイアール)」では今回、藤田哲平さんが手がけるブランド「sulvam(サルバム)」がランウェーショーを披露。10周年を迎えた同ブランドが今年始動したレディスコレクションの本格的なお披露目も兼ね、藤田さんの出身校「文化服装学院」の学生が若手育成の一環として一部コレクションの制作にも携わるという。
JFW NEXT BRAND AWARD初代大賞にも輝いた、デザイナー舟山瑛美さんが手がける「FETICO(フェティコ)」は2日目に登場。テルマのほか、デザイナー市川マーカス知利さんが「粋な目立ちたがり屋」をブランドコンセプトに立ち上げた「MARCUS COVINGTON(マーカス コビントン)」や、サステナブルブランド「O0u (オー・ゼロ・ユー)」などが初参加ブランドに名を連ねる。最終日は前回の2024年秋冬シーズンでもトリを務めた森永邦彦さんによる「anrealage homme(アンリアレイジ オム)」のショーで幕を閉じる。
会期中は、渋谷ヒカリエ8階「8/CUBE」でテルマのコレクションの一部を展示。8階「8/COURT」では9月7日、裏原宿や宇田川町などで流行した90 年代~2000年代初頭の「あんとき(あの時)」のストリートスタイルをテーマにしたフリーマーケット「あんとき」を開催する。AI などの技術とファッションを融合させたサービスやプロダクトを開発するOpenFashion(港区北青山3) が主催する「TOKYO AI Fashion Week 2025S/S」のコンテストやエキシビション、セミナーも展開する。
同7日まで。