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親子12組が渋谷の猫カフェで「猫図鑑」作り 小学生の自由研究を手助け

猫を観察しながら「猫図鑑」を作る子どもたち

猫を観察しながら「猫図鑑」を作る子どもたち

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 猫カフェで小学生が「猫図鑑」を作るイベントが8月6日、渋谷公園通りの「猫カフェ モカラウンジ渋谷公園通り店」(渋谷区神南1)で行われた。

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 小学生の夏休み時期に合わせ、自由研究の宿題を手助けするイベントとして、トライアルの意味も込めて初めて企画。さまざまな品種の猫がいることや動物に関する検定資格を持つなど知見を持ったスタッフがいる同店で、酷暑の中、屋内で作業できる環境などの強みをも生かした企画となった。

 参加者は店頭やホームページ、インスタグラムなどで募集し、この日は抽選で選ばれた親子12組が訪れた。子どもたちには、店舗の猫の写真などを用いた冊子を配布。店長らが「猫博士」として猫の目や鼻、ひげ、しっぽなどの特徴、どんな種類がいるのかなどを紹介。子どもたちは実際に猫の肉球を触ったり歯を見たりしながら猫の体について学び、冊子にまとめていった。その後、猫を観察しながらイラストを描き「猫図鑑」を作る中、動く鉛筆などに興味を示した猫に「邪魔」をされる場面も見られた。

豊島区在住の前田桃花さん(7歳)は「肉球が柔らかかった」と驚き、「もふもふだった」と触れ合いを楽しんだ様子だった。「顔がつぶれているところ」が気に入ったエキゾチックショートヘアなどを描いた。父親の知典さんは、自由研究について「題材を見つけることや、共働きのため時間をつくることが大変」と言い、今回のような企画は「ありがたい」と話した。

川崎市から訪れた大垣晴一さん(8歳)は、初めて「しましまの猫」がいることを知ったと言い、「ふわふわなところがかわいかった」ブリティッシュショートヘアを、「ひげをいっぱい」生やして描いた。母親の久恵さんは、小学校低学年の中には自分で課題を考えることが難しく親の協力も必要になってくる中、「テーマや機会を与えてもらえて助かる」と話した。

 モカを展開するリポット(新宿区)の営業部長・守永圭治さんは「猫のかわいさだけでなく、新しい発見をしたり、より興味を持ったり、いろいろな品種にも触れて、少し深いところで知識を付けてもらえたら」と期待を込めた。

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