渋谷駅前の商業施設「MAGNET by SHIBUYA109(マグネットバイ渋谷109)」(渋谷区神南2)7階が8月30日、カフェやライブステージなどを併設するフロア「SHIBUYA SCRAMBLE S(シブヤスクランブル S通称:シブスク)」として本格オープンする。7月10日からプレオープンしている。
渋谷駅前スクランブル交差点に面した同施設は、「109-2」から2011(平成23)年に「109MEN’S(メンズ)」となり、2018(平成30)年に現在のマグネットバイ渋谷109へとリニューアル。リニューアルの際に飲食フロア「MAG 7」としてオープンした7階フロアを、今回全面リニューアルした。
フロア名は、スクランブル交差点前という「スペシャルな場所で、スペシャルな体験をしてほしい」という意味を込めて、それぞれの英語の頭文字の「S」を付け。渋谷はインバウンド需要が高いことから、外国人客をメインターゲットに据える。フロアは昼と夜の時間帯によって営業スタイル・運営企業が変わるのも特徴。
総面積約220坪のフロアは4エリアで構成。カフェスペース「S-CUBE」(約40席)は、日中(18時まで)はコラボレーションカフェを展開し、夜(19時~)は麻布十番のイタリアン「SAVOY(サボイ)」が営業。グッズコーナー「S-POP」では、カルチャーなどの「旬」な商品や日本各地の名産品を扱う。
展望ラウンジ「S-SKY」はスクランブル交差点に面した区画で、窓際は腰をかけられるベンチになっている。入場料は1,500円(1ドリンク付き)。連日のようにインバウンド客が利用しているという。
最も広い約120坪のフードホール・イベントスペース「S-LABO」は、大型LEDビジョンとステージを設け、アイドルのライブやファンミーティングなどのイベントを連日展開。収容人数はスタンディングで約400人。
フードブースでは、8店舗のメニューを提供。同施設オリジナルのホットドッグ(980円)や、福岡発ラーメン店「九州筑豊ラーメン 山小屋」のラーメン(1,200円~)、熟成させた黒毛和牛を使う「熟成肉の格之進」の「金格ハンバーグ丼」(1,200円)、バナナスムージー店「バナナの神様」のスムージー(690円~)など。いずれも「渋谷レコード」が運営する。
ナイトエコノミーの活性化を図り、8月30日のグランドオープン以降は、金曜・土曜・祝前日の22時以降は、全フロアをナイトクラブ「S NIGHT CLUB」として営業する。運営はSSS。
営業時間は10時~22時(S-SKYは翌5時まで)。