インディー(独立系)クリエーターの拠点「404 Not Found」(渋谷区桜丘町)が7月25日、渋谷・桜丘の新複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」SHIBUYAタワー4階にオープンする。運営は一般社団法人渋谷あそびば制作委員会。
昨年11月に完工した渋谷サクラステージは同日、商業テナント37店がオープンすることで本格始動。「働く、遊ぶ、暮らす」が融合した都市ライフの実現を目指す。商業エリアの中でも同タワーの4階は「さくよん●」と命名し、趣味や音楽、アートなどのカルチャーとフードを融合させることで、人々の新たなつながりが生まれる場を目指す。
404 Not Foundは、総面積約150平方メートルの空間に、展示イベントスペース、物販・カフェスペース、配信スタジオ、キッチン・レストランスペースの4エリアを展開。インディーゲームクリエーターの「遊び場」としてクリエーターの「聖地化」を目指す。
幅10メートルのLEDを設置するイベントスペース「404 PARK」ではオープン時、京都のインディーゲームの祭典「BitSummit」と連動したゲームイベント「4●4 GAME SHOW -feat.BitSummit RoadShow-」を開催。過去のBitSummitoの中から選んだゲームや、同施設で5月に開催したイベントで作られたAR(拡張現実)ゲームの展示・試遊、ゲームクリエーターによるトークセッションやミートアップパーティー、ゲーム関連のコンテンツ配信などを行う。
PARKに隣接した物販スペース「404 STORE」(74.8平方メートル)では、ゲームグッズやハンドメードのアナログゲーム、リメークアパレル、アクセサリーなど、クリエーターが作る「インディーグッズ」を販売。オープン時にはGAME SHOWと連携した「4●4 GEEK MARKET」を営業する。
配信スタジオ「404 STREAM」の面積は39.8平方メートル。撮影用リモートカメラ2台や配信用映像音響システム、ポッドキャスト用収録システムの機材、スポットライト、グリーンバックカーテン、ベンチなどの備品を用意する。
インディークリエーターやその業界に関わる人たちによるトークセッションやディスカッションも放送予定。CGと実写を組み合わせた映像表現を取り入ながら「あそび」をテーマにクリエーターとトークを展開するレギュラー番組や、イベントに合わせたライブ配信も行っていく予定。こけら落とし企画として、オープン当日はインディーゲームが好きな人たちに向けて結成されたチーム「Indie Freaks」、ゲームメディアを展開するKADOKAWA Game Linkageが番組を配信する。
キッチン・レストランスペース「404 Kitchen」は、若手シェフなど店舗を持っていない個人や、企業によるプロモーションキッチンなどを展開するチャレンジショップスペース。ポップアップ出店がない通常営業時には、同拠点に関わるクリエーターを中心に、ゼネラルマネジャー織田笑里さん(チョコとマシュマロ)が運営する食堂「寮母 キッチン」として営業する。面積は24.9平方メートルで、収容人数は33人(カウンター12~13席、テーブル12~20席)。
オープン時には、名古屋でプライベートサロン「サロン イナシュヴェ」を手がける坂井淳シェフ、京都の日本料理店「郷和」の上田達也シェフと、京都の酒蔵「禅利」がコラボレーションする。今月28日まで。
営業時間は10時~21時。