期間限定のアイスコーヒー専門店「ひみつのドリップ」(渋谷区神宮前4)が7月19日、表参道のカフェ併設型イベントスペースRand 表参道にオープンした。
ブラックとフルーツなどでアレンジしたコーヒーをラインアップする
「UCC上島珈琲」(兵庫県神戸市)が展開する同店は、「バリスタがいない」アイスコーヒー専門店をうたい、同社が展開するカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」で入れたコーヒーを提供する。同システムは、ハンドドリップの抽出技術を競う大会で日本一になった経験を持つスタッフらが監修したハンドドリップの抽出メカニズムを採用していることから、「本格的な味わい」をPRする。
同システムを体験してもらう場として、カフェ激戦区で「審美眼を持っている人」にも試してほしいという思いや、ドリップポッドが30~40代の夫婦をターゲットにしていることなどから、昨年も同様の企画を同じ場所で初開催。20~30代の「情報発信力のある」女性を中心に最長2時間待ちができるなど、10日間で4000人以上が来店したという。店名の「ひみつ」を想起させるよう、表参道から一本入った場所に出店している。カフェのような雰囲気に仕上げる店内には、コーヒーの木やコーヒーが生産される過程などを収めた写真を展示するなどしている。
夏季はアイスコーヒーの需要が高くなると予測される中、今年は提供するコーヒーメニューを増やし、会期も拡大する。メニューは、「BLACK(ブラックコーヒー)」と「COLORFUL(フルーツコーヒー)」をテーマに、コーヒー12種類(80円)と、それらをベースにフルーツなどを使ってアレンジするフルーツコーヒー13種類(140円)の計26種類をラインアップ(フルーツコーヒー1種類は8月1日から提供)。支払いはキャッシュレスのみ。
来店客は、注文したいドリンクのオーダーカードを選び支払いなどをした後に、しずく型の窓口にオーダーカードを投入することで注文が確定。提供するまでの間、窓口上部のモニターではコーヒー13種類それぞれに合わせ異なる抽出工程を動画で紹介する。
昨年同様、ドリップポッドを活用した急冷式アイスコーヒーを提供するが、今年はドリップポッドとアプリを連携することで同社グループのスタッフが作った「プロレシピ」で抽出する。抽出方法は「ひみつ」にするが、ドリンクと一緒に進呈するカードを、テーブルの上に用意する冊子と絵柄を合わせると、注文したドリンクのレシピやカプセル(コーヒー豆)の味わいについての解説が読める仕組み。
営業時間は11時~19時。8月12日まで。