17回目を迎えるブラジルフェスティバルが7月20日・21日、代々木公園イベント広場（渋谷区神南2）で開催される。主催は在日ブラジル商工会議所（港区北青山1）。

　2006（平成18）年に明治公園で始まり、翌年から代々木公園に会場を移し開催している同フェスは、日本とブラジルの文化・経済交流を深めることを目的にステージコンテンツやブースを展開。今年は「第17回ブラジル＆ラテンフェスティバル」としてブラジルだけでなく、他のラテンアメリカの国々の音楽や料理も紹介する。

　場内には、シュラスコレストラン「バルバッコア」、アサイーなどのメニューを提供する「フルッタフルッタ」、ブラジル風手作りハンバーガーを販売する「Topzera Lanches」、ブラジルのソフトドリンク「ガラナ・アンタルチカ」、ブラジル料理レストラン「Brazil Grill」、ブラジルから直輸入するリングイッサ（ブラジリアンソーセージ）を使ったサンドイッチなどを販売する「Imai」、日本人の味覚に合わせて開発したブラジル発チーズ「ミナスチーズ」を販売するキッチンカー「Vilmilk」、メキシコ料理店「Sol Tokyo」、キューバサンドとタコスを扱う「South Yard Kitchen HARE」、中南米料理のフードトラック「Pinky」などの飲食店や、レコードやアクセサリーなどを販売する「Amigos」、パラコードで手編みするサンダルを販売する「Nona」などの物販、サービスブースが並ぶ。エア遊具などを置く子供向けスペースも展開する。

　ブラジル原産の蒸留酒「カシャッサ」を使ったカクテルのコンテスト「C1（カシャッサ・カクテル）グランプリ」も開催。場内の飲食ブースがカイピリーニャやカシャッサを使ったドリンクを用意し、来場者（20歳以上）は購入すると投票権を得られる。結果は今月22日以降に発表する。

　ステージでは、ブラジル出身のシンガー・ソングライター、ネット・ピオさん、作曲家・プロデューサーなどで活動するヒカルド・バセラールさん、日本でブラジルのカントリーミュージック「セルタネージョ」を広める活動をするカンポス・ノーヴォス＆パウリスタ、スペイン人歌手のホルヘ・ディアスさん、歌手の當間ローズさん、KAUAN OKAMOTOさん、ブラジル音楽を歌う今村翼さん、パゴージグループVem Pagodearなどがパフォーマンスを披露。「インストゥルメンタル・ヒップホップ・バンド」のDA-Dee-MiX、日本在住のブラジル人ラッパーACEさん、ヒップホップグループBENTO KIDZはMCバトルを展開。東京が登場する楽曲も歌っているブラジルのシンガー・ソングライターで俳優のスープラ（SUPLA）さんがスペシャルゲストとして出演する。場内では、ブラジルの伝統舞踊「カポエイラ」の演舞やワークショップも行われる。

　開催時間は11時～20時。入場無料。