渋谷区立原宿外苑中学校で7月16日、米ハワイ州ホノルル市とコラボレーションした給食を通じた交流会が行われた。
国際都市として共に発展する関係構築を目的に海外都市との交流事業を進めている渋谷区は5月、同市と姉妹都市提携協定を締結。その一環として9月~10月ごろに、区立小中学校25校でハワイ州観光局日本支局監修によるコラボレーション給食を提供する。
各校での提供に先立ち、グローバル人材育成推進校である同校で交流会を開いた。この日は給食の提供だけでなく、学生同士の交流にも注力したいという思いから、夏休みに入っているホノルル市在住の中学生3人が来日。ハワイの文化や料理などを紹介したほか、同校の学生と一緒に給食を食べ、「シブヤ未来科」の授業や部活動を体験。同校の生徒の自宅にホームステイする予定となっている。
給食では、フライドライス、フリフリチキン、サイミン風スープ、マリンブルーゼリーが提供された。3年生の岡大翔(ひろと)さんは、パイナップルジュースを使った甘めのたれのフリフリチキンが印象に残ったと言い、「外国文化を体感することは自分の国の良さも分かるのでいいと思う。普段食べたことのないような料理を皆で食べられてよかった」と話した。
同校では19日まで、マラサダやロミロミサラダ、ガーリックシュリンプライスなどハワイアンメニューを給食で提供予定。「言葉が通じ合えなくても、食とかで(文化を)知ることができていいと思う」と話した石井葉美(はみ)さんは、「マラサダが楽しみ」とも。