原宿・明治通りにあるアパレルブランド「niko and... (ニコアンド)」のグローバル旗艦店「niko and... TOKYO」(渋谷区神宮前6、TEL 03-5778-3304)で7月1日から、オープン10周年記念企画が展開される。
アダストリア(渋谷2)が2007(平成19)年に立ち上げた同ブランドは、25歳~35歳の女性をコアターゲットにアパレルや雑貨、家具などを展開。ブランド名は「nobody I know own style」の頭文字から命名。今年5月現在、国内外に142店舗を展開している。
原宿の店舗は2014(平成26)年10月、初の路面店でグローバル展開を見据えた旗艦店として出店。2フロア構成で、「雑誌のように編集し、特集と連載を持つショップ」をコンセプトに、45日~60日のサイクルで編集テーマを変える「エディトリアルスペース(編集コーナー)を設けるほか、カフェ「niko and…COFFEE」も併設している。
10周年記念の一環として、3月から「Friendsコラボ」と題して、月替わりでさまざまなブランドや人などとコラボレーション。7月は、代官山に本店を構える青果店「代官山青果店」のディレクター色川裕哉さんをキュレーターに迎える。
代官山青果店は、同社が主催するフェス「UNI9UE PARK」に出店したことがあり、色川さんとは共通の知り合いが多く「ニコアンドと合いそう」という声が上がっていた中、色川さんに会う機会があり交流が始まり、人柄や感性、「人を驚かせるようなアイデアを発信し、盛り上げていきたいという気持ち」などに共感し、コラボレーションに至ったという。
当初は、1組のポップアップを予定していたが、「『互いにやったことのないコラボレーションをしよう』という気持ちに火が付き」、色川さんのコミュニティーで「ニコアンドとコラボレーションして面白そうな人たち」を提案。その中で、色川さんの強みでもある「食」と絡めたイベントやコラボレーションを軸に4組を選んだ。
1日からは、Tシャツ(6,600円)やトートバッグ(3,300円)など美術家で代官山にショップ「ストレンジストア」を構える加賀美健さんとのコラボレーション商品を販売。8日からは、同社の創業地が茨城・水戸ということも相まって決まった、納豆メディア「納豆マガジン」の編集者・村上竜一さんが展開するアパレルブランド「ネバネバビーン」とコラボレーションした「納豆サミット」を展開。納豆「ニコ納豆」(396円)や、そのパッケージをグラフィックに落とし込んだTシャツなどを販売する。同10日の「納豆の日」には納豆の食べ比べなどのイベントも予定する。
15日からは、ぬいぐるみの販売などを手がける「ぬいぐるみドリーム!」のポップアップストアを展開。最終週の22日からは、昨年同ブランドの愛知の店舗のリニューアル時にコンテンツを展開したことがある「ギョーザ愛好家」の「餃子(ギョーザ)超人オガサワラガク」とコラボレーション。餃子超人オガサワラガクさんがセレクトした冷凍ギョーザやギョーザTシャツなどを販売するほか、今月26日にはギョーザやそれに合わせたビールを提供するイベントも予定する。
営業時間は11時~21時。同31日まで。