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渋谷でオーストリア映画特集上映 日本初公開7作品

ダークスリラー「クラブゼロ」より©coop99 _ Coproduction Office

ダークスリラー「クラブゼロ」より©coop99 _ Coproduction Office

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 オーストリア映画の特集上映「オーストリア映画週間2024―Our Very Eye 揺るぎなき視線」が6月29日、渋谷の映画館「シアター・イメージフォーラム」(渋谷区渋谷2)で始まる。主催はオーストリア文化フォーラム。

世界中のごみ処理現場を捉えた「無用物」より

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 現代オーストリア映画を中心にオーストリアの映画を紹介。同国はヨーロッパの中央に位置し、クラシック音楽や絵画など芸術文化の発信地としても知られる。映画界においては「アバンギャルドな映画作家や作品」を生み出しているという。

 期間中は国際映画祭で賞を受賞している作品や新作を含む日本初公開の7作品を上映。インターナショナルスクールに新任した栄養学の教師から、「大量消費主義が地球と人間の殻を破壊している」と食べる量を少なくすることを勧められた生徒たちがその教えにのめり込んでいくダークスリラー「クラブゼロ」(ジェシカ・ハウスナー監督)と、1750年のオーストリア北部を舞台に、夫との関係に悩む信仰心の深い新婚女性が農村の重労働や周りからの視線に押しつぶされ、呪物に頼り現世から幽離していく物語を描いたホラー「デビルズ・バス」(ヴェロニカ・フランツ監督・セヴリン・フィアラ監督)などが新作。

 「いのちの食べかた」で知られるニコラウス・ゲイハルター監督が世界中の大量ごみ処理の現場を捉えたドキュメンタリー「無用物」などのドキュメンタリーや、特別上映でアバンギャルド映画の文脈ともされる作品「ミダースの蟻」(ドガー・ホーネットシュレーガー監督)などもラインアップする。

 初日29日の「クラブゼロ」と、翌30日の「デビルズ・バス」上映後には、オーストリアから来日する両作の監督によるトークイベントを開催。7月1日には両監督や映画監督・深田晃司さんらが登壇し、オーストリアのアート映画文化に関するトークセッションを行う。

 7月5日まで。

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