北海道グルメ専門店「北海道ソウルフード」(渋谷区笹塚2)が笹塚にグランドオープンして6月25日で1カ月がたった。
高校生時代に札幌ラーメンの「おいしさに感動」したことを機にライフワークとなっている食べ歩きを始め、現在はグルメ誌の編集長や北海道フードコーディネーターなどをしているアイ・スリー(北海道札幌市)社長の多田信幸さんがプロデュースする同店。グルメ雑誌の編集長という仕事を通じ、北海道の食に関わる人々に出会う中で「まだ多くの人に知られていないとてもおいしい食材があることを知り、全国に発信したくなった」ことから、同店を企画した。
笹塚への出店は、渋谷・新宿という都心部がデリバリー圏内にあり、アクセス・利便性の良さ・住みやすさなども決め手になったという。店舗面積は約30平方メートル。席数は、カウンター4席、テーブル最大12席。白を基調にした店内には木目調の家具を配置し、看板など青をベースに装飾を施している。最大100インチ相当のプロジェクターを備え、北海道の自然の映像など北海道にまつわる映像を流すほか、主要スポーツイベント開催時は店内でパブリックビューイングにも対応する。
ランチは、「コロコロチャーシュー」(680円)と厚みのある「神豚チャーシュー」(860円)の2種類を用意する「懐かしの札幌味噌(みそ)ラーメン」、北海道銘米「ななつぼし」の上に北海道十勝牛を瞬間冷凍した牛トロフレークと自家製だれをかける「・トロける牛トロ丼」(990円)、ラーメン店「すみれ」の店主がプロデュースした辛口スープの「すみれスープカレー」、神豚チャーシューの上に自家製「神アブラ」をかけ野菜類を添える「神豚弁当」(各1,100円)などを提供。
ディナーは、バターじょうゆで仕上げる北海道産ホタテを浜焼き風にして提供する「浜焼き 殻付帆立」(500円)、独自ルートで仕入れる海鮮を鮮度の良いものを選んで提供する刺し身やウニ刺し(900円~)、北海道の海鮮をトッピングする海鮮丼やいくら丼(970円~)、北海道産クリームチーズを取り寄せて店舗で手作りする「大人の〆アイス~特製シロップがけ~」(550円)などをラインアップ。
ドリンクは、生ビール(430円)やハイボール(490円)、クラフトビール(870円~)、ハスカップワイン(650円)、とうきび茶(350円)など北海道で作られているものも含めて用意する。客単価は、昼=1,000円前後、夜=2,500円~4,000円。
店頭には北海道物産品を扱うコーナーを開設。北海道のクリームチーズなどを使う「北海道レアチーズ生ケーキ」(450円)、多田さんが直談判して開発したというすみれのみそラーメンで使われているみそを使った「札幌すみれ味噌餃子」(780円)、札幌のラーメン店「八乃木」の店舗で作る冷凍ラーメン「八乃木みそら~めん」(1,600円)などを並べる。現在は有人だが、6月ごろから24時間無人販売を行う予定。
現在は30~50代を中心に来店があり、男女比が7対3程度。北海道好き、出身者、仕事で関わっている人などが多く「お客さま同士の交流が深まることも多い」と言う。
営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=18時~24時30分(日曜は11時30分~20時)。月曜定休(祝日の場合は翌平日休み)。