韓国発セルフフォトブランド「Photomatic(フォトマティック)」のフラッグシップショップ「Photomatic 渋谷道玄坂店」(渋谷区道玄坂2、TEL 050-1731-7035)が6月27日、渋谷・道玄坂にオープンする。経営はキタムラ・ホールディングスグループのピックハイブ(新宿区)。
セルフフォトは、利用客が自らシャッターを切り、撮影した写真をその場でプリントできるサービス。韓国で近年台頭し、日本でも同様のスタイルを導入する店が増えている。フォトマティックは2018年にカメラマンであるホン・スヒョンさんが韓国で設立したブランド。
同社は2022年からオリジナルブランドの「セルフ写真館 PICmii(ピックミー)」を渋谷・新宿で展開しているが、「写真をカジュアルに撮る」文化を広めるためにムーブメントの発端となった韓国のブランドの方が「広まるスピードが速くなるのでは」と考え、フォトマティックに協業を持ちかけたという。カメラマンが機材を管理するなどなど「クオリティー高さ」やブランド力を強みと考える。
昨年9月からイベントなどで展開してきたが、当初から常設店の出店を視野に複数のエリアで場所を探し、ファッションやカルチャーに興味のある20代の女性をコアターゲットにしていることなどから渋谷に出店。店舗面積は2フロア計86.02平方メートル。店舗デザインは、韓国の店舗デザインを手がけるデザイナーのイム・スミさんが担当。カジュアルな中にも「気分が上がる」空間を意識したオレンジと黒を基調にした空間で、「写真を楽しんでもらいたい」と鏡を設置しアートを飾るなど、フォトスポットにもなる場所を随所に用意している。
1階は箱型のブース「クラシックブース」4台を用意。3人程度まで(推奨)が利用でき、上半身を撮影できるブースとなる。1台は道玄坂から直接ブースに入れる店頭に設置し、24時間利用できるようにする。2階は目線より高い位置から見下ろすような画角(ハイアングル)で全身も撮影できる「マルチブース」を2部屋用意。常設で展開するのは初めてだという。
定期的に変えていく予定のフレームは、カラーのみのシンプルなタイプやハート形、文字が入っているタイプなど32種類(選べるフレームはブースにより異なる)から1種類を選べる。8枚撮影する中から好きな写真(4コマ、マルチブースは1コマも用意)を選び、仕上がりはカラーとモノクロの2種類のいずれか、明るさはそれぞれ3段階で調整できる。利用料はクラシックブース=2枚700円~(1回最大10枚3,500円)、マルチブース=同1,000円~(同5,000円)。
営業時間は10時~22時。