学校法人青山学院(渋谷区渋谷4)が6月14日、創立150周年記念事業の一環としてオリジナルテーマソングのミュージックビデオを青山学院大学公式ユーチューブチャンネル「青学TV」で公開した。
米メソジスト監督教会が日本に派遣した宣教師が創設した学校3校を源流とする総合学園の青山学院。現在幼稚園や初等部・中等部・高等部・大学を併設する青山キャンパスは、1883(明治16)年に男子校「東京英学校」が現在の青山通り沿いの土地を購入し移転したのが始まり。
今年11月16日に創立150周年を迎える学院は、昨年11月に特設サイトを立ち上げさまざまな情報発信を行ってきた。今後、共に創立150年を迎える立教大学とタイアップしたトークイベントや、歌舞伎「青楽歌舞伎」公演なども予定。青山キャンパスでは4月に大学新図書館棟「マクレイ記念館」が開設されたほか、幼稚園舎の建て替え、青山学院の歴史資料館となる「青山学院ミュージアム」の開設などのプロジェクトも進んでいる。
テーマソング「君は Be the difference」は、学院の関係者である作曲家が作詞・作曲を手がけ、文学部に通う神田真歩さんが歌唱を担当。青山学院大学協力教員で「青学TV」のプロデューサー山本哲さん(ギークス)の呼びかけで制作されたミュージックビデオは、同高等部・大学の卒業生のユーチューバー「水溜りボンド」の佐藤寛太さんを監督に迎えたほか、同じく同大の卒業生であるダンサーHanaさんがダンスの振り付けなどを担当。
幼稚園~大学院の在校生250人が登場するMVは、在校生が遊んだり交流したりするシーンをキャンパス内などで撮影。約1カ月練習したという全員でのダンスシーンが見どころなっている。全体のダンスはEXILEの松本利夫さんがスーパーバイザーを務めている。
佐藤さんは「自分らしさを十分に発揮し、最高の作品を作り上げるために全身全霊を注ぎ、各シーンにこだわり抜いた」と振り返り、「150年にわたる歴史と精神がたすきのように今もつながれ続けていることを確信できる作品になったと感じている」などとコメントを寄せている。