「伝えたい言葉」から花を選ぶ「言葉を売る花屋」が6月11日から、渋谷駅前の複合施設「渋谷ヒカリエ」(渋谷区渋谷2)内の商業施設「ShinQs」地下3階の生花店「Hibiya-Kadan Style 渋谷ヒカリエShinQs店」に期間限定オープンしている。日比谷花壇と芝浦工業大学の共同企画。
同社は昨年6月から同大デザイン工学部デザイン工学科の3年生(現4年生)を対象に、グループ会社のイノベーションパートナーズ主催で新規ビジネスデザインを考案する産学連携課題解決型授業を計8回実施。その実践の場として日比谷花壇のリテール部門と連携し、同店をオープンした。
店では「花で気持ちを伝えるきっかけ」や新たな顧客体験の提供を図る。利用者が「伝えたい言葉」から花を選ぶスタイルで、店頭に設置するロッカーの扉に「ありがとう」「がんばってね」(原文ママ)など花言葉を基にした言葉を掲出。ロッカーの中にはそれぞれの言葉に合わせた生花を置く。利用客はそれらの言葉の中からがメッセージを選びロッカーを開けて生花を購入する。価格は286円~。
参加した学生は「日々『言葉』でコミュニケーションを取る。時には直接言葉にすると照れくさく感じることがあると思う。それを花に乗せることで伝えやすく、その気持ちを忘れられないものにして大切にしてほしい。そのきっかけになれたら」などと期待を寄せる。
営業時間は11時~21時(日曜は20時まで)。今月23日まで。