脚本家・作家で映画監督のハーモニー・コリンさんによる新作「AGGRO DR1FT（アグロ ドリフト）」の日本での公開を記念し、コリンさんの来日イベントが6月1日から、渋谷パルコ（渋谷区宇田川町）8階の劇場「ホワイトシネクイント」などで開かれる。

ハーモニー・コリン監督

　コリンさんは1973年、米カリフォルニア州生まれ。ニューヨーク大学で映画を学び、スケートパークでの出会いをきっかけにラリー・クラーク監督と共に脚本家として映画「KIDS／キッズ」（1995年）を制作。実験的なスタイルと反体制的な作品で知られる。監督として「ガンモ」（1997年）、「ミスター・ロンリー」（2007年）、「スプリング・ブレイカーズ」（2013年）などを手がけてきた。

　米・人気ラッパーのトラヴィス・スコットさんが出演したことでも話題を集める新作は、マイアミビーチの裏社会を舞台に熟練ヒットマンがターゲットを追う過程をサイケデリックに描き、米国のレイトショーで年間最高の興行収入を記録した。ホワイトシネクイントでは同5日、レイトショー（PG12）で日本では唯一同作を劇場上映。コリン監督が舞台あいさつに立つ。1日～4日にはコリン監督の過去の作品を特集上映する。

　5日～9日には、コリンさん率いるマルチメディアデザインコレクティブ「EDGLRD（エッジロード）」の初のエキシビション「ENTER THE EDGLRD WORLD」を表参道のイベントスペース「RAND表参道」で開催。限定商品も販売する。

　ライブハウス「WWW」（宇田川町）では6日22時～、体験型上映企画としてコリンさんらがDJとして出演し、新作も上映するイベント「AGGRO DR1FT EXPERIENCE」を開催する。入場料は5,500円（20歳未満は入場不可）。