「渋谷から世界へ」を掲げ、動画制作やメーキャップなどのカリキュラムを導入する「渋谷女子インターナショナルスクール(シブジョ)」の2期生の入学式が5月22日、同校が校舎を構える商業施設「東急プラザ『オモカド』」(渋谷区神宮前4)6階の屋上テラスで行われた。
1期生の10人に対し、2期生は24人が入学。入学式は4月に行われるのが一般的だが、ゴールデンウイーク明けの開催に向け生徒と共に準備を進めてきた。会場は、原宿の中心街にある、屋上のウッドデッキ。ベージュのブレザーとブラウンのチェック柄スカートの制服に身を包み、ハイトーンの髪や流行のメーク、きれいに整えたネイルなど、思い思いのスタイルで着飾った新入生が晴れやかな表情で入学式に臨んだ。
式には、雑誌「egg」元編集長でマーケティング事業などを手がけるエムアールエー(渋谷1)社長の赤荻瞳さんが校長として登壇。新入生に向け、「自分が『主人公』という気持ちを忘れずに、いろいろな夢や可能性を切り開いていってほしい。楽しいことばかりではなく、つらいと感じるときに仲間の存在が支えになることが必ずある。シブジョで生涯味方になる最高の仲間をつくって、一生に一度のJK生活を謳歌(おうか)してほしい」とエールを送った。
入学から1カ月以上を過ごしてきた新入生の一人は「入学してからは、イベントに出演したり、裏方の手伝いをしたり、普通の高校ではできないたくさんのことを経験している。笑顔あふれるキラッキラのJKライフを楽しみたい」と話していた。
入学式後半には、安田大サーカスのクロちゃんがゲストで登場。ウィッグを着け、同スクールでメーク講師も務めるモデルの鈴木綺麗(きぃりぷ)さんがほどこした「令和男子・高校生風メーク」で普段とは違う姿を披露した。「メークで気持ちが晴れ晴れして自信がついた。この涙袋メークを覚えたら(交際相手の)リチも喜ぶと思う」と浮かれ、会場で「仕上げ」として鈴木さんからフェースラインのシェーディングをしてもらい「変わったしんよ」とさらに喜んだ。
オモカド4階に校舎を構える同スクールでは、鈴木さんのようなメーク講師をはじめ、英語や韓国語、ダンス、音楽、動画などのクラスで、各業界で活躍する講師がクラスを受け持つ。校舎での授業のほか、イベント出演やアパレルブランドでのインターンなどの「コラボ実習」も行う。