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明治公園にフードホール パンやバターミルクフライドチキンなど3店舗

店内の様子

店内の様子

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 フードホール「Meiji Park Market」(渋谷区神宮前2、新宿区)が4月19日、拡張・リニューアルした東京都立明治公園内にグランドオープンした。経営は場やまちづくりを行うStaple(広島県)。

「Baby J's」のクラシックバターミルクフライドチキンバーガー

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 徒歩圏内にホテルやカフェ、ワークスペースなどを企画し徒歩20分圏内で「豊かな生活が送れる」まちづくりを行っている同社。子どもも大人も集う地域の交流拠点となる公園に着目し、公園に隣接した場所での事業に意欲的な中、「公園の中に出店しないか」と誘いを受けたという。

 面積は336.28平方メートル。席数は店内75席、テラス25席(予定)。「人(来店客)が入って完成する空間」を意識したという店内は、建物のベースとなるコンクリートの空間に無垢木材など木を基調とした家具などを配置し、スタッフのエプロンや店舗のサインなどに原色を取り入れ「大人が見てもスタイリッシュ、子どもが見ても楽しめる」ように仕上げた。幼児が通り抜けられる高さのスタンディングカウンターテーブルや角を削ったカウンターなど、子どもにも配慮する。

 広さがあることや、公園は幅広い年齢層が訪れる場所であることから「いろいろな食の選択肢がないと公園らしい多様な人が集まる景色にならないのでは」と考え、3店舗を展開する。

 ベーカリー「Parklet(パークレット)」は日本橋で公園に隣接した建物で展開しているベーカリーの2号店。米出身のケイト・ジャクシッチさんとジェリー・ジャクシッチ夫妻がオープンした店舗で、天然酵母を使ったパンや生産者から直接仕入れる素材を使った食事などを提供する。

 メニューは、バタートースト(500円)やサワーブレッドを使うアボカドのオープンサンド(1,250円)、同店で新たに提供を始めたクロワッサン(500円)、リコッタチーズとアーモンドと蜂蜜のトースト(900円)、ブルーベリーのマフィン(580円)など自家製のブラウンシュガーを使うペイストリー、季節ごとに内容を変えるサラダやスープなど。

 バターミルクフライドチキン専門店「Baby J’s」はジャクシッチ夫妻が2020年に札幌で立ち上げて店舗で、かねて東京で出店場所を探していたブランドだという。バターミルクフライドチキンとコールスロー、自家製ソースを挟む「クラシック」をはじめ、スパイシーチリオイルを加える「スパイシー」、ミントやパクチーを挟む「タイ風」などのフライドチキンバーガー(各1,500円)、フライドポテト(550円)などのサイド、ソースは3種類から選べるフライドチキン(4ピース1,400円)などをラインアップする。同店とパークレットは、ジャクシッチ夫妻が代表を務めるChicken&Pan(中央区)が共同オーナー。

 コーヒースタンド「Parklet Kiosk」は3月に先行オープン。エチオピアやホンジュラスなどの環境負荷の軽減や土壌の再生を意識した栽培方法をしている農園から仕入れる豆を使うコーヒー(レギュラー500円~)やエスプレッソ(シングル400円~)、カフェラテ(600円)などのコーヒーをはじめ、チャイ(600円)、ジュース(450円~)などのドリンクを提供。バニラ・チョコレート・ストロベリー・黒ゴマの味を用意するジャクシッチ夫妻のレシピで作るアイスクリーム(シングルスクープ450円~)も提供する。

 Stapleの岡雄大社長は「一人でもデートでも家族でもグループでも、気兼ねなく利用できる場所。公園の中の公園をうたっているので、それを大事にしたい」と話す。

 現在の営業は金曜~月曜の週4日。営業時間は、ParkletとParklet Kiosk=8時30分~18時、Baby J’s=11時~18時。営業日・時間は時期を見て拡大する予定。

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