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ディジュリドゥ奏者・画家のGOMAさん、表参道で個展 事故を機に創作

事故を機に点描画を描き始めたGOMAさん

事故を機に点描画を描き始めたGOMAさん

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 オーストラリア先住民アボリジナルの伝統楽器「ディジュリドゥ」の奏者で画家のGOMAさんの個展「ひかりの世界」が現在、表参道の商業施設「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)4階のギャラリー「GYRE GALLERY」で開催されている。

会場の様子

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 1998年にオーストラリアで開催されたバルンガディジュリドゥ・コンペティションで準優勝を果たすなどディジュリドゥの奏者として国内外で活動していたGOMAさん。東京パラリンピック開会式では光るトラックの入場曲を担当したことなどでも知られる。

 2009(平成21)年に交通事故に遭い、記憶の一部を失うとともに新しいことを覚えづらくなる高次脳機能障害を負い、昏睡などの後遺症にも見舞われ一時活動を休止。事故の2日後から点描画を描き始めるようになり、現在では個展も多数開催している。2020年には舞台「粛々と運針」の音楽監督と劇中アートを手がけた。

 日常生活にはほぼ支障がなくなり、ディジュリドゥの演奏も再開しているが、現在でも一日の大半を絵画の制作に費やしているというGOMAさん。作品は、意識を失うと「白い発光体に包まれたような世界」が現れ、意識が戻るにつれて次第に色付いていくという事故の後遺症で意識を失っている時に見た光景を描いている。会場では、展覧会のためにGOMAさんが制作した音楽も流している。

 開催時間は11時~20時。入場無料。6月29日まで。

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