スウェーデン発の家具チェーン「IKEA(イケア)」の都心型店「イケア渋谷」(渋谷区宇田川町)が今秋、リニューアルオープンする。経営はイケア・ジャパン(千葉県船橋市)。
イケア国内初の都市型店として原宿駅前の商業施設「WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)」(神宮前1)に2020年6月にオープンした原宿店に続き、同年11月にオープンした同店。バスケットボール通りと井の頭通りに挟まれた好立地に立つ、かつて「HMV渋谷」「FOREVER21渋谷店」なども入居していた高木ビルの1階~7階の7フロアを展開する。
郊外の大型店を縮小した「ミニイケア」のような空間を意識し、ホームデコレーションや収納、照明、バス&トイレ用品、寝具、クッキング用品やキッチンアクセサリー、オフィス用品などを扱ってきた。1階には植物由来のフードやベジドッグなどを売るビストロとフードマーケットも出店。7階でも2021年4月から、都市型店初のレストランを営業してきた。2022年5月のリニュールでは、それまで道玄坂にあった法人・ビジネスオーナー向けプランニングスペース「IKEA for Business」を同店5階に移転するとともに2階・6階も改装した。
リニューアルでは1階~6階を全面改装。都市型店の特徴を生かしながら、郊外の大型店と同じような買い物体験の場を目指す。ホームファニッシング家具や生活雑貨をてこ入れし、サービスも「より便利で楽しく、インスピレーションあふれるかたちで提供する」(同社)という。
改装中も7階レストランは営業する。改装工事は6月17日から(1階の売り場と飲食スペースも6月13日から改装)。1階のオープン中は店舗受け取りサービスにも応じ、ガレージセールなども予定する。
リニューアルオープンは今年初秋を予定。