見る・遊ぶ

サンロッカーズ渋谷、信州に快勝 チャンピオンシップ出場へ「重要な勝利」

シーズンハイの32得点を挙げるなどしたジョシュ・ホーキンソン選手(写真中央)

シーズンハイの32得点を挙げるなどしたジョシュ・ホーキンソン選手(写真中央)

  • 13

  •  

 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が5月4日、信州ブレイブウォリアーズ(同、信州)と対戦し94-79で快勝した。

[広告]

 今季最終節となるが、チャンピオンシップ(CS)進出には2連勝が必須となる重要な連戦となった今節。「(CS出場の可能性が残っていることは)ハードワークとハイレベルなバスケットボールを高めた努力からくる特権だ。2試合を勝利で締めって、私たち自身だけでなく素晴らしいファンに報いることができるようにしよう」(ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC))と準備をしてきた。

 ジョシュ・ホーキンソン選手の3ポイント(P)シュートで先制すると、身長差を生かしたジェフ・ギブス選手のゴール下、アンソニー・クレモンズ選手のレイアップ、ダブルチームからボールを奪って速攻を沈めるなどしてリードを奪う。しかし、「もっと間合いを詰めてコンタクトをしなくてはいけなかったのにソフトに入ってしまった」(パヴィチェヴィッチHC)と信州の石川海斗選手に3Pやアシストを許し21-19と競る。

 第2クオーター(Q)序盤は互いに得点を重ねるが、ホーキンソン選手のブロックやベンドラメ礼生選手の粘り強い守備など好守が続くと同時に、ベンドラメ選手が長距離の3Pを、ライアン・ケリー選手がステップで守備をかわしてレイアップを決めるなど一時2桁リードを奪う。同Q後半はファウルやミスも見られたが、「(信州が)少しハードなディフェンスをして3Pを消そうとしてきた」ことからホーキンソン選手が積極的にリングへアタックし得点を重ね46-56で前半を折り返した。

 後半立ち上がりは一進一退の攻防を見せるが、田中大貴選手のシュートブロックやダブルチームでミスを誘うなど好守からベンドラメ選手やホーキンソン選手が速攻に走る。クレモンズ選手がノーマークの3Pや連続でのリングへのアタックで得点を重ねるなどして67-55とリードを広げた。

 最終Q序盤もタフショットを打たせたり、ミスを誘発したり強度の高い守備が続き3分強信州の得点を抑える。前線からアグレッシブな守備を仕かけてくる信州に得点が停滞する時間帯も見られたが、ベンドラメ選手の3Pで打破。同Q後半は、ホーキンソン選手がこの日3本目となるシュートブロックを見せたり、ダブルチームを仕かけられても的確にパスを出してクレモンズ選手の3Pをアシストしたり、ボールを受けてから1回転して打ったシュートを決めるなど躍動。終盤には永吉佑也選手らも出場機会を得て試合を締めくくった。

 「非常に重要な勝利を得た」と勝利を喜んだパヴィチェヴィッチHC。5日がレギュラーシーズン最後の試合となり、他会場の試合結果にもよるが、勝てばCSに出場できる可能性がある。「状況はシンプルで、勝つことだけ。とはCSに進むことができるよう願うだけだ」と話した。

 ホーキンソン選手はシーズンハイの32得点を挙げたが、「信州は僕を少し混乱させるために状況に応じてさまざまなカバレッジ(守り方)を使い分けて良い仕事をしたと思うが、その中で僕はうまく適応することができたし、打破するためにできることを何でもやろうとした」と触れた。

 代表活動があり合流が遅れたことやけが人が出るなど「チャンピオンシップレベルのチームになるために、いろいろな挫折を経験しなければならなかった」シーズン当初から、「長い時間一緒にいることでチームとしてより良くなろうと毎日練習し、ケミストリーを高めることができた。チームメートがどんなプレーをするのが好きなのかを知り、ルカのシステムの中にそれぞれのプレーをどのように融合させるか。お互いを信頼すること、お互いを高め合うためにお互いを利用すること、それがこれまで向上してきたことだと思う。この2・3カ月でかなり良くなってきたし結果にも表れている。シーズンを通してチームが向上し続けることができたことをうれしく思うし、誇りに思う」とこれまでを振り返った。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース