一般社団法人シブヤフォント(渋谷区神宮前6)のギャラリー&イベントスペース「シブヤフォントラボ」が4月17日、表参道と明治通りが交わる神宮前交差点の新商業施設「東急プラザ原宿『ハラカド』」(同)7階にオープンした。
シブヤフォントは、渋谷区の福祉作業所で働く障がい者が描いた文字や模様を桑沢デザイン研究所の学生がフォント素材としてデザインしパブリックデータ化した「シブヤフォント」を展開するなどしている。
新たな拠点となる「シブヤフォントラボ」は、建物内の渋谷区所有床(約200平方メートル)に開設。ダイバーシティ&インクルージョンを体感できる空間として、シブヤフォントのアートを採用したアートウオール(幅22メートル×高さ3メートル)を設けたほか、見る方向によって色彩が変わるオリジナル家具やシブヤフォントのファブリックを採用したオリジナルチェア、シブヤフォントオリジナルデザインの自動販売機を配置している。
障がい者との「クリエーティブな出会い」の創出を図り、障がいのあるアーティストによるライブペインティングや、障がい者とのワークショップ、障がいのある人とデザイナーや学生によるアートワークの展示などを行っていく。
ハラカドの施設内各所でも、屋外の貫通通路の路面や壁、館内各フロアのリーフレットケース、5階の通路など、随所にシブヤフォントを採用している。
営業時間は11時~18時。月曜と第2・第4土曜・日曜定休。