恐竜ライブショー「DINO SAFARI(ディノサファリ)2024」が4月26日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階の「ヒカリエ ホール」で開演する。
造形美術品の製作などを手がける「ON-ART」(東久留米市)が17年以上かけて開発した自立歩行する恐竜型メカニカルスーツ「DINO-TRONICS(ディノテクニ)」を使う同公演。
来場客はキャストらが扮(ふん)するガイドやレンジャー隊員と共に恐竜の観察会参加者となり、ガイドによる恐竜の生態などに関する解説を聞きながら、研究を元に製作された恐竜を近くで体感できる。公演中には、恐竜がふんをしたり恐竜に関するクイズを出したりするほか、ステージに入ってより間近に恐竜を見ることもできる。今回は初の試みとしてスマートフォンを使った英語ガイドも導入する。
今回は、長大な角が特徴的な植物食恐竜「トリケラトプス」(全長6.6メートル)、背中の大きな骨盤が特徴の「ステゴサウルス」(同7メートル)など6種類8頭が登場。分厚く特徴的な頭を持つ「パキケファロサウルス」(同5メートル)2頭が渋谷の公演では初登場。白亜紀後期に北米に生息していた「ティラノサウルス」(同8メートル)と、ほぼ同時期に南米に生息していた「ギガノトサウルス」(同8.3メートル)という大型肉食恐竜同士の対決も見られる。公演のガイドブックが付いたり恐竜がお見送りしたりする公演も用意する。
会場にはグッズショップ「DINOバザール」を併設。恐竜の卵型の缶に入ったチョコクランチ(1,080円)やクリアファイル(300円)、ティラノサウルスの歯の化石(160万円)など約1000点をラインアップ。フードカウンターでは、ぶどうなどのゼリーやイチゴ果肉などが入った恐竜の卵型の容器で提供するソフトドリンク(800円)、骨付きのソーセージ(700円
)、カップで提供するチュロス(600円)などを提供する。
ワークショップエリア「わくわく DINOワーク」では、砂の中からアンモナイトなどを探す発掘体験、パーツの色を選んでカスタマイズできる恐竜マスク作り、白い恐竜型の陶器のペインティングなどを体験できる。
今年の公演についてON-ARTの金丸賀也社長は「ディノサファリがなぜ誕生したのかというストーリーが明かされる」ことに加え、ティラノサウルスとギガノトサウルスの「2大獣脚類のバトルを楽しんでいただければ」と話す。
上演時間は50分予定(完全入れ替え制)。入場料は、舞台に近い床の芝アリーナ=平日5,700円、土曜・日曜・祝日6,000円、後方の椅子席「丘アリーナ」=同4,200円、同4,500円ほか。5月6日まで(全34公演)。