パルコ(渋谷区神泉町)は、韓国の大手百貨店「現代(ヒュンダイ)百貨店」と戦略的協業に関する基本合意を締結し、5月から渋谷パルコ(宇田川町)で韓国ファッションブランドのポップアップ企画を展開する。
渋谷パルコを起点に、国内外でパルコブランドの価値向上を目指す同社。韓国の音楽やドラマ、ファッションなどが日本や世界で評価を受けている中、ソウルを「アジアの情報発信都市」と位置付け、「戦略的に重要な都市」として現代百貨店と協業。情報発信力の強化を図る。現代百貨店は現在16の百貨店を運営し、2021年にソウルに出店した「THE HYUNDAI SEOUL」は販売面積を減らし、グリーンを随所に配置した特徴的な空間で、ラグジュアリーブランドと若手ブランドの共存、飲食、エンターテインメントなどを融合させているという。
渋谷パルコでは3階のポップアップスペースに9ブランドが順次出店する。俳優のパク・ソジュンさんがアンバサダーを務める「NOICE」(5月10日~10日)を皮切りに、昨年10月に渋谷パルコにップアップ出店した「Matin Kim」(同24日~30日)、女性デザイナー2人が手がけるビンテージ生地を使ったバッグやアクセサリー、アパレルなどを展開するストリートブランド「MSCHF」(6月7日~13日)、天然皮革素材のゴルフアクセサリーやスマートキーケースなどのレザーグッズを展開する「SMITH&LEATHER」(7月5日~15日)など。7月12日~28日には1階のポップアップスペースで帽子やバッグ、アパレルやペットラインなどを展開する「EMIS」の出店も予定する。