学ぶ・知る

渋谷のカフェで「アースデイ」企画 気候変動テーマのコーヒーなど

価格は来店客自身が自由に決められる「2050年コーヒー」のイメージ

価格は来店客自身が自由に決められる「2050年コーヒー」のイメージ

  • 13

  •  

 渋谷駅直結の複合施設「渋谷スクランブルスクエア」(渋谷区渋谷2)7階のカフェ「haishop cafe」で現在、地球環境へのアクションにつながるイベントが開催されている。

フェアトレードのジュエリー「コロリーダス」

[広告]

 4月22日の「アースデイ」に向けた取り組み。食は環境問題や社会問題と「深く関わっている」ことから、食や買い物が「地球環境に及ぼす影響」について考えるきっかけづくりになることを目的に企画。「おいしい」「かわいい」などポジティブな感情をきっかけに社会問題を知り、未来を考える機会を提供する。

 同店のメニューは約8割がビーガンメニュー。会期中は、渋谷区の実証実験事業「飲食店メニューのCO2排出量可視化プロジェクト」として、同店で提供するアイスクリームとスムージーメニューの、生産~調理段階におけるCO2排出量データを計測・分析。「ノンビーガン」メニューと比較してどのくらいCO2排出量を削減できるかを数値として可視化し、一部メニューにはその量を記載。イベント終了後には、会期中のアイスクリームやスムージーの注文量に伴うCO2をカーボンオフセットする予定。

 企画に合わせてアイスクリームには、牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルク、ココナツミルクなどを使った「大人のラムレーズン」「あまおうフランボワーズ」など4種類(各580円)の新フレーバーが登場。プラントベースのミルクを使うことで、生産にかかる温室効果ガス排出量が少なく作れるという。

 気候変動の影響で、コーヒー豆の栽培に適した土地が減少するといわれている「コーヒー2050年問題」へのアプローチとして、「2050年コーヒー」を提供。2050年にはアラビカ種の栽培に適した土地が50%減少するといわれている予測に合わせて、50%の量をグラスに入れたフェアトレードアイスコーヒーで、価格は来店客が自由に決められるように。気候変動や為替、エネルギー問題の影響でさまざまな食料品の価格が高騰する中、「価値」と「価格」について考えるきっかけとなることを目指す。

 そのほか、ブラジルに自生する黄金色の草「カッピンドウラード」を手編みして作られたフェアトレードのジュエリー「コロリーダス」(8,800円~)、25品目アレルギーフリー(小麦粉・ゴマ・アーモンドを除く)の防災パン(626円)など、購入することが社会課題の解決につながる商品も販売。

 今月21日には、現代のライフスタイルに合わせてテーブルで茶をたてる「テーブル茶道」のワークショップ(全5回、参加料は2,000円)も予定する。

 営業時間は10時~21時。今月22日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース