専門性のあるスクールを展開するバンタン(中央区)が「バンタン美容学院大学部」を開校し、名誉学院長に就任したタレントのMEGUMIさんが4月10日、東京校(渋谷区恵比寿)で初の授業を行った。
現役で働く各分野のクリエーターらを講師に招いた授業や企業とのコラボレーションなど「実践教育」を通して「即戦力となる」人材の育成を図る同社。ファッションやヘアメーク、ゲーム、調理、インフルエンサーなどの分野で、全日制の専門スクール・高等部・社会人向けのキャリアカレッジ・大学部を展開している。
18歳人口は減少している一方で、専門性が求められる職業に就くための大学が増え、大学への進学率が高まっていることを背景に、これまで展開してきた教育体系を維持しながら、大学卒業取得ができる学部として、大学部を展開。美容分野は、アニメ・声優アカデミーなどに次ぐ4校目となる。
1年次にはメークやネイルなど総合的な美容に関する授業、2年次・3年次はヘアメーク、エステティック、韓流ビューティーなどから選択した分野を学び、4年次にSNSマーケティングやパソコンのスキルなどビジネス力を付けるカリキュラムを並べる。提携する産業能率大学(通信課程)での単位取得により大学卒業資格を得られる。
大の美容好きでも知られるMEGUMIさんや、雑誌やファッションショーを中心に活動するヘアメーキャップアーティストTOMMYさんらが講師を務める。入学資格は満18歳以上。通学形式は大学部(4年制)。ヘア&メーキャップアーティスト、ビューティーアドバイザー、スパセラピストなどの職業が目指せる学部となる。初年度学費は138万円(入学金は10万円)。募集定員56人に対し、初年度となる本年度は約50人が入学した。
MEGUMIさんはこれまでにも大学などで美容に関する講義をした経験があると言い、自身の経験を基に「できるだけうそのないように」話すよう心がけているという。初回授業となったこの日。「自分のやりたいことを形にしていく大切な3つのこと」をテーマに講義。自分のやりたいことを明確にしていくことや、それを「ひたすら」伝えていくこと、どう稼いでいくか「ビジネス的側面」を考えていくことを、毎年自身が年始に事業計画書を書いていることや、今でも声に出して伝えていることなど、自信の経験を踏まえながら話した。
「これから本当にやりたいことや将来のビジョンが見えてくる方がほとんどだと思う。間違えても失敗してもいい。私も40になってこんなに失敗するんだとまだまだ思っている。どんなに失敗しても大丈夫だから、どんどんチャレンジしていっぱい行動して、経験を積んで、すてな女性になっていただきたい」と呼びかけ、講義を終了えた。