絵本展「BEYOND PAPER PLANE チェコの絵本:新しい可能性を求めて」が現在、広尾のチェコ共和国大使館(渋谷区広尾2)内の文化センター「チェコセンター東京」で開催されている。
主に児童書に焦点を当てチェコのイラストレーターやアーティストを紹介する巡回展プロジェクト「Beyond Paper Plane」の第1弾。今後、韓国などを巡る予定となっている。平面にとらわれず三次元の要素やアートを取り入れた書籍やアートオブジェクト約100点を、「立体的なオブジェクト」「柔らかな挿絵」「トロンプ・ルイユ(だまし絵)」「じゃばら絵本の広がり」「生き生きとしたアニメ」などをテーマに展示。会場は「バナナ箱」から着想を得た設計に仕上げている。
鉄板に描いた挿絵を採用しているイヴァン・ヴェルニッシュさんの「The Shooting Range」、ジオラマを作成し撮影したものを挿絵として使っている日系チェコ人の建築家オサム・オカムラさんの「City for Everyone」、ヤン・シュヴァンクマイエルさんの半立体のペーパーコラージュによる挿絵の現物など、現代の注目作を中心に展示。一部復刻版を手に取って読めるルドルフ・ルケシュやヴォイチェフ・クバシュタによる飛び出す絵本なども。
開催時間は10時~19時。土曜・日曜・祝日休館。入場無料。3月22日まで。