レストラン「STELLAR WORKS Restaurant(ステラワークス レストラン)」(港区北青山1、TEL 03-3423-2025)が3月2日、青山一丁目駅交差点の青山ビルヂング2階にオープンする。経営はイトーキグループのStellar & Co.(ステラアンドカンパニー、同)。
2018(平成30)年の同ビル改修に合わせオープンしたレストラン「ARBOR(アルボア)」跡に開く。アルボアはコロナ禍の影響を受け2022年に閉店。以降は同社が扱う家具のショールームなどを展開していたが、もともとアルボアが「惜しまれつつ閉店した」ことなどもあり、飲食店の再出店を決めた。
米ニューヨークのデザインユニット「Roman & Williams(ローマン&ウィリアムス)」が当時アジアで初めてデザインを手がけた内装はそのままに、家具はステラアンドカンパニーが販売を請け負うインテリアブランド「STELLAR WORKS(ステラワークス)」のアイテムで統一。それに合わせて店名にもブランド名を採用した。
店内にはテーブル席(約50席)や、4~6人がけのソファ席(3卓)、春~秋にはスタンディングを中心とするペット同伴可能なテラス(収容人数は30~40人程度)、「STANDING BAR(スタンディング・バー)」(15~20人程度利用可能)、個室利用やボトルキープもできるバー「THE BAR(ザ・バー)」といったエリアで、100席以上を擁する。
エグゼクティブシェフには、アルボアのシェフを務めていた入江誠さんを再び招致。料理は、フランス料理の技法を生かしながら「枠にとらわれない発想」で考案した地中海料理を提供。入江さんのシグネチャー料理でアルボアでも提供していたという、小田原産レモンを使い塩漬けした角切りを陸前高田のブランド米「高田の夢」と混ぜ、削って振りかけるレモンの皮、ホタテを添える「ホタテ貝と塩レモンのリゾット(2,800円)をはじめ、コンフィした山梨・富士吉田のホップ、グリルした豚肉、江戸前ハーブを載せてビネーガを振る「炭火豚のホップピッツア」(2,200円)などアラカルトを中心に、コースも用意する。想定客単価は1万円~1万2,000円程度。
スタンディング・バーでは、カクテルやビール(各800円)、ワイン(800円~)、ノンアルコールカクテル(500円)などのドリンク(17時~18時は1000円以下のドリンクは一律500円、1000円以上は1,000円)や、ナッツやドライフルーツ、自家製ピクルス(などのスナック(各900円)などを提供。「からすみバタートースト」(1,000円)、イベリコ生ハム(1,850円)、「南瓜(かぼちゃ)のマリネ ターメリック風味」(1,450円)など、レストランでも提供するアラカルトを一部小ポーションにして提供する。ザ・バーではウイスキー(1,800円~)やテキーラ(1,300円~)、ブランデー(1,200円~)などをそろえる。
レストランエリアとゆるやかにつながるように、隣接してステラワークスのショールームも併設。レストランで使っている家具の購入やオーダーメードの注文などにも対応。照明デザイナーとしてしられるポール・ヘニングセンによるグランドピアノのビンテージモデル(現在国内に存在するのは1台のみ)や、失語症ならではの表現で作品を制作するラース・ハルトマンさんの作品も展示・販売する。
営業時間、レストラン=17時30分~22時(土曜は11時30分~15時、17時30分~22時、日曜・祝日は11時30分~15時、スタンディング・バー=16時~23時、ザ・バー=20時~23時。ショールーム=10時~18時。レストラン=月曜、バー=月曜・日曜・祝日、ショールーム=土曜・日曜・祝日定休。