モダンジャパニーズフレンチ「Restaurant MOSS CROSS TOKYO」(渋谷区桜丘町、TEL 03-5428-3893)が3月26日、渋谷・桜丘の大型複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」内の中長期滞在型ホテル「ハイアット ハウス 東京 渋谷」内にオープンする。経営はI.P.S.(港区)。
2022年に閉館したホテル「フレイザースイート赤坂東京」内で営業していた店舗が「復活」。ホテルのメインダイニングとして、16階のロビーフロアに位置する。店内には木目を基調に随所に植栽を配置。ガラス張りの窓からは渋谷の街並みを臨める。個室(小=2席~6席、大=6席~10席)を含め、席数は60席。貸し切りのウエディングやパーティーなどにも対応する。
日本の食材に東洋の要素を加えたフランス料理を提供。「和漢洋才キュイジーヌ」をテーマに、フレンチの技法に中国の「食医」や日本の「医食同源」の考え方を加えた世界観「和漢洋才」に基づき、日本の食材とスパイスやハーブを合わせたり、薬膳や発酵の技術を取り入れたりする。
コースをメインに、ディナーには、升目に区切った箱に豆皿9品を詰める前菜「SHOKADO-9」、気仙沼産のフカひれをバターでロティ―するなどフレンチテイストに仕上げる店のシグネチャー料理となる「フカひれのステーキ プロヴァンス風」、漢方14種類をブレンドした飼料などで育てる関村牧場の「漢方和牛」や「漢方三元豚」を使う肉料理や魚料理を用意するメインディッシュ、薬膳ブイヨンを使ったラーメンやサルシッチャとトマトを使うマーボー豆腐などを用意する締めなどを提供する。価格は、5皿=7,480円~8皿=1万9,800円。ランチは今月27日に営業開始予定で、4皿=4,180円~7皿=1万780円のコースを提供する。
ディナーは、ドリンクのペアリング(5,500円~)や単身宿泊者も利用しやすいよう、グループとしては初めてアラカルトメニュー(1,650円~、いずれもサービス料別)も用意。宿泊者の朝食にもなるモーニングは、サラダやカレー、自家製チキンハム、筑前煮、自家製パン、シリアル、フルーツなどのビュッフェを提供する。
営業時間は、モーニング=7時~10時、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~22時。月曜と日曜のディナーは定休。