渋谷のファッションビル「SHIBUYA109渋谷店」（渋谷区道玄坂2）1階に3月23日、ファッションに特化したポップアップスペース「Limited POP UP BRIDGE.（リミテッド ポップアップ ブリッジドット）」がオープンする。

フロアマップ

　同施設が4月28日に開業45周年を迎える記念事業の一環として、施設を運営するSHIBUYA109 エンタテイメント（道玄坂1）が開設。SHIBUYA109の「原点はファッション」とし、ファッションを通して「今までにない発見やときめき」を提供する新たな挑戦の場に位置付ける。現在も館内にポップアップスペースは設けているが、施設1階にポップアップスペースを設置するのは開業以来初めてとなる。売り場名はブランドと消費者の「架橋になりたい」という思いと「期待を超える」という思いを込めて命名した。

　広さ約50平方メートルの区画は、文化村通りに面したエントランスに隣接。エスカレーターにも近いことに加え、正面エントランスから文化村通り方向に通り抜けるために通るなど通行量が多く視認性も高い。内装は大理石をベースにした「ミニマルで繊細されたグレード感」のあるデザインに仕上げる。特注の什器や試着室などの設備を備え、レジやハンガーなどの備品も貸し出しで用意することで、出店コストの負担軽減を図る。売り場内に備えるサイネージをはじめ、館内各所のサイネージで動画を上映。文化村通りに面したショーウインドーの活用、ポスター掲出などの販促にも対応する。

　出店ブランドのイメージは、ECのみで展開しているブランドやD2C（Direct to Customer）を含め、「モノづくりにこだわりを持ちコンセプトが確立されている」20代女性をターゲットにするブランド。第1弾として同日～同31日には「ふみあみ」こと安中芙美さん、亜美さんの双子がディレクターを務める「Jumelle（ジュメロ）」が出店。第2弾（4月3日～同14日）には「大人のための」コンテンポラリースタイルの提案を図る「miette（ミエット）」が出店を予定する。

　同社は、自社の若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」や施設運営で培ったZ世代マーケティングや、リアルでの販売で出店ををサポートするほか、数日間の短期出店の相談やスタッフを派遣する代行会社の紹介などもするという。