関東甲信は2月5日、広い範囲で雪に見舞われ、渋谷駅周辺でも午後にかけてみぞれが本格的な雪に変わり、家路を急ぐ人や雪の中ハチ公像と記念撮影をする観光客らの姿が見られている。
気象庁によると、東京地方ではこの日広い範囲で雪が降り、23区でも5日18時~翌6日18時までの24時間降雪量は多いところで8センチと予測されている。昼過ぎから雪に変わった都心部では、渋谷駅周辺でも植え込みの木などにうっすらと雪が積もり始めた。19時30分現在、ハチ公像の「尻尾」にも1センチほど雪が積もり、路面も大粒の雪で白くなり始めた。
駅前では、ダウンや厚手のコートに身を包んだ通勤客らが傘を差しスクランブル交差点を渡る一方で、人気の観光スポットにもなっているハチ公像の周辺では、通常通り訪日外国人らがスマートフォンを片手にハチ公像の隣でポーズを決める姿が見られた。中には自身の傘を「ハチ」に差し出し写真に収まる観光客の姿も。
東横線では現在、渋谷駅でのホームドア確認と降雪の影響で、遅れと一部列車に運休が発生し振替輸送を実施。田園都市線も降雪の影響で遅れが発生している。
降雪は6日明け方にかけて続く見込みで、気象庁は積雪や路面の凍結、交通機関の乱れに警戒するよう呼びかけている。