悩みや挑戦したいことを応援する「やさしい電話ボックス」が2月1日、SHIBUYA109 渋谷店(渋谷区道玄坂2)前広場に登場した。
新生活シーズンに向けみずほ銀行(千代田区)が展開する「新生活応援キャンペーン」の一環。新たなブランドスローガン「ともに挑む。 ともに実る。」を発表した同社が、「挑戦をする時は不安がいっぱいあるが、話をしたり他の人も思っていると気が付いたりすることで踏み出せることもある。挑戦する人たちをサポートするのが金融機関であり、当社の理念ということを伝えたい」(みずほフィナンシャルグループ執行理事・柳田晃嗣さん)と、同イベントを企画した。
情報発信力に加え、さまざまな人が集まり交わって、拡散していく渋谷駅前スクランブル交差点を「人生の縮図」と表現し、「そういう場所で、少しでも背中を押せたら」と、渋谷での実施を決めた。
会場には「雰囲気や、受話器を握るなどの行為も含めて思い出にしてほしい」と、1950年代のアメリカの公衆電話をモデルにしたデザインのオリジナルの電話機3台を用意。受話器を取ると流れる音声ガイダンスに合わせて、悩みなどを話すことができる。体験者には人生や仕事、恋愛など、話した悩みなどに応じた「応援メッセージ」が書かれたカードを進呈する。
参加者のメッセージは録音し、3月4日~8日にコミュニティーFM「渋谷のラジオ」(87.6ヘルツ)で期間限定オリジナル番組として放送される「やさしいラジオ」の中で取り上げ、パーソナリティーが応えるという。
柳田さんは「悩みの無い人なんていない。一言話してもらい、実は一歩踏み出したなどの報告ももらえたらうれしい」と話す。
設置時間は10時~20時。今月7日まで。10日・11日には、渋谷駅前の複合施設RAYARD MIYASHITA PARK(神宮前6)にも設置する。