グラフィックアーティスト矢入幸一さんの個展「Koichi Yairi 24,♯1」が1月27日、渋谷駅近くの商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」（渋谷区神宮前6）South3階のアートギャラリー「SAI」で始まる。

　1992（平成4）年生まれの矢入さんは、東京を拠点にグラフィックアートを中心とした分野で活動。ペイントと印刷技法を駆使する「技法のコラージュ」を用いた制作技法と多様な形に切り取ったキャンバスを用いた作品で知られる。展示空間全体で一つのオリジナルストーリーを表現する展示方法も特徴的。

ロンドン、ソウル、香港、福岡などでの個展を経て開催される過去最大規模の個展となる同展は、矢入さんの一つの集大成と位置付け、「新しい表現開拓の場」にもなるという。

　場内は2つの空間で構成。一方は、矢入さん自身の生活からインスピレーションを受けて生まれた物語を軸に、挿絵の役割を果たすキャンバス作品を展示するこれまでのスタイルで展示。もう一方の空間では、印刷とペイントの両方を用いた制作手法の「ポテンシャルを試す場」として大型のキャンバス作品を展示する。

　会場ではオリジナルグッズや、ファッションブランド「SOPH.」と藤原ヒロシさん手がけるブランド「uniform experiment」との展覧会オリジナルコラボレーション商品を販売する。

　開催時間は11時～20時。2月18日まで。