小麦や精製糖などを使わないスイーツを提供する「BEYOND SWEETS 表参道店」(港区南青山3)が1月18日、表参道駅近くにオープンした。経営はファブ(広島県)。
健康志向の高まりや、体質や療養中などの事情から食べられる食材に制限がある人もいるなか、「誰もが安心して食べられる」スイーツブランドを目指し立ち上げた新ブランド。「全ての人」をターゲットに据え、メインの客層は30~40代の女性を見込む。
スイーツショップが点在していることから、表参道に1号店を出店。店舗面積は129.92平方メートル。席数は、店内=32席、テラス=17席。ブランドコンセプトに合わせて、石や木など自然由来の素材を採用するほか、モルタルでライトグレーを取り入れた。海外の図書館やアトリエ工房のようなイメージで座席エリアを仕上げた。
全てのスイーツは小麦・精製糖を使わず、米粉やナッツ、羅漢果やアガベなど「天然素材」を使い、工夫を凝らした製法で作る。スイーツは、糖質10グラム前後でグルテンフリー、スーパーフードなどを使う「ダイエット&ビューティー」、糖質5グラム以下で低GI、グルテンフリーの「ヘルス&スポーツ」、日本の8大アレルゲン、動物由来の食材を使わない「プラントベース&アレルギーフリー」の3カテゴリーで用意し、志向などに合わせて選べるようにしている。
商品は、エクアドル産アリバ種のカカオをベースにジャスミンとパッションフルーツを合わせるムース「チョコティー ジャスミン」(918円)、小麦・卵・乳製品不使用の愛知県産紅まどんなのフルーツタルト(1,026円)、ニンジンやくるみのキャロットケーキ(842円)、豆乳をベースにナッツを合わせたビーガン仕様のティラミス(842円)など。工場の設置も予定しており、完成次第商品のバリエーションを増やしていくという。
ライチやピンクグレープフルーツ、レモンを合わせたフルーツムース「ライチ&シトラス」(896円)など店頭限定のスイーツ、大豆油来の代替ミートを使うソース、トマト、乳製品不使用のチーズをコーントルティーヤで包む「ヴィーガンタコス ランチ」(1,650円)などイートイン限定のメニューも用意。デカフェに変更可能なコーヒーメニュー(605円~)、紅茶(715円)などのドリンクも用意する。
昨年11月からのプレオープン期間中は、親子や近隣に住む年配客など幅広く来店し、男女比は「若干」女性の方が多かった。地方から同店を目的に来店した客や、すでにリピーターもいるという。
営業時間は10時~19時。