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3x3のTOKYO DIME、渋谷開催のホーム試合で優勝

211センチの長身を生かしてチームを引っ張ったジェイコブ・トライオン選手(中央右)のダンクシュート

211センチの長身を生かしてチームを引っ張ったジェイコブ・トライオン選手(中央右)のダンクシュート

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 渋谷区をホームタウンにする3人制バスケットボール「3x3」のプロチーム「TOKYO DIME(東京ダイム)」が1月20日、渋谷区ひがし健康プラザ(渋谷区東3)で開催された「『3x3 Super Circuit 2024』渋谷ラウンド」で優勝した。

優勝したTOKYO DIMEの4選手

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 昨年11月~今年1月に6都市で開催された地方予選と、予選の各優勝チームなど8チームが出場するファイナルで構成する「3x3 Super Circuit」は、ファイナル優勝チームに世界大会への出場権が与えられる大会。渋谷ラウンドは予選の最終ラウンドで、東京ダイムがホーム試合として誘致した。

 昨年も同試合を同所で開催したが、12チーム中9位と苦杯をなめた。誘致試合であることに加えて、試合前にはオーナーの一人で現役Bリーガーの岡田優介さんから「活が入った」こともあり、「余計に気合が入った」(西畝優選手)と言う。

 初戦の「gc」戦から、昨年11月にチームに合流したジェイコブ・トライオン選手とヤン・デムサー選手が存在感を発揮。身長211センチのトライオン選手は長身を生かして自ら起点になったほか、リバウンドなどから得点を挙げる。デムサー選手は好守から仲間の得点をアシストするだけでなく、自らもダンクを決めるなどして、22-10と圧倒した。

 続く2戦目「SHINAGAWACC WILDCATS」戦は、序盤は相手の2ポイントシュートが高確率で決まるなど一時は5点のビハインドを負う。「焦りはあった」(西畝選手)がメンバーチェンジで立て直しを図り、西畝選手のドライブ(ドリブルでリングにアタックするプレー)、デムサー選手の外角シュートなど連続得点で追いつき、西畝選手の連続2(P)ポイントシュートなどで逆転。最後は小松昌弘選手が2Pシュートを沈めノックアウト。西畝選手は「我慢して逆転できて良かった」と振り返った。

 準決勝「SENDAI AIR JOKER」戦は、立ち上がりから西畝選手、トライオン選手がシュートをブロックするなど好守を見せる。攻撃ではトライオン選手の長身を生かしてインサイドを中心にボールを集め21-15で勝利。そして迎えた決勝「GUJO BEEFMAN」戦は、オフェンスリバウンドやドライブからの得点・アシストとデムサー選手が立ち上がりから躍動しリードを奪う。トライオン選手のゴール下、西畝選手のドライブ、小松選手の2ポイントとそれぞれが得点を挙げ、最後は西畝選手がフリースローを沈めノックアウト勝利を収めた。今回の結果で、2月4日に千葉で開催されるファイナル進出が決まった。

 この日は350人以上が来場。小松選手は「ファイナルに進出しなくちゃいけないのもそうだが、渋谷の方々に『ダイムは強い』と思ってもらうことや、スタッフが前日から準備してくれたものに応える意味でも、すごく意義がある大会だった。チーム全体、裏方・スタッフ、地元の方含めて勝てた試合」と勝利を喜んだ。昨年の結果もあり「正直不安もあったが、その中で優勝できたのは良かった」と西畝選手は安どの表情を浮かべた。

 この日は、TOKYO DIME女子が、ベテラン選手チーム「TOKYO DIME」と若手選手チーム「SHIBUYA DIME」に分かれてエキシビションマッチも開催。試合はTOKYO DIMEが勝利したが、SHIBUYA DIMEの高桑(高ははしごだか)利架選手は、ファンの前でのプレーに「改めて応援してもらっていることを自覚でき、そういう方がいるからこそ頑張れることを実感できた」と言い、「負けたのはすごく悔しいが、始めた時よりは着実に力がついてきているのは感じているのでお姉さん方に負けない力を付けていきたい」と話した。

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