拡張・リニューアルした東京都立明治公園(渋谷区神宮前2、新宿区)内の施設に1月31日、「スターバックスコーヒー」などの飲食店や物販などの店舗がオープンする。
1964 (昭和39)年の東京オリンピック開催に合わせて整備・開園した同園。道路を挟んで隣接する新国立競技場の建設を機に再編され、広さ1万6179平方メートルの生まれ変わった公園が昨年10月に新たに開園。シンボル的な位置付けとなる芝生広場「希望の広場」、毛足の長い人工芝を敷き詰め、可動式の遊具を配した円形の「インクルーシブ広場」などを展開する。
同園では、都立公園で初めて、民間事業者を公募・選定し飲食店などの施設を設けて得た収益を活用することで園全体の整備・運営などを一体的に行う「Park-PFI」事業を採用。東京建物をはじめ三井物産や西武造園など6社から成る「Tokyo Legacy Parks」(中央区)が管理する。
同日オープンするのはスペシャルティコーヒーショップ「スターバックス コーヒー」(地上2階建て、建築面積約220平方メートル、営業時間8時~21時)など4店舗。
約7500平方メートルの樹林地「誇りの杜(もり)」内などには、木造の建物3軒(各地上2階建て、建築面積は約110平方メートル)にテナントが出店する。アウトドアアクティビティーショップ「PLAY EARTH PARK WONDER STORE」はゴールドウインが初めて公園内に出店する店舗で、園内で利用できるキャンプチェアやテーブル、環境配慮素材を使った遊具などのレンタルサービスも行う。営業時間は10時~19時。
カフェレストラン「BLUE SIX COFFEE」は、自家焙煎(ばいせん)する豆を使うスペシャルティコーヒーやティラミスやタルトなどの自家製スイーツ、サラダ、BLTサンドなどを提供する。営業時間は8時~21時。
米ハワイの自然派ビストロレストラン「natuRe waikiki」は「natuRe tokyo(ナチュール トーキョー)」として日本に初上陸。店内には、シェフズカウンターやテーブル席、個室・半個室、ソファ席、スイーツバー、ジェラートスタンドなどを用意。日本人シェフが総監修し、コース料理やアラカルトメニュー、ナチュラルワイン、日本酒、クラフトジンなどを提供する。営業時間は11時~23時予定(オープン当初は異なる)。
オープン記念として今月31日~2月12日には、「PLAY」をテーマにしたイベントや、各テナントによる企画・キャンペーンなどを予定する。
3月には、東京建物グループが手がける「都市型」スパ施設「TOTOPA」の1号店もオープン予定。サウナに関するクリエーティブを手がけるTTNEと共同開発する施設で、サウナや水風呂に加え、ランニングステーションや小規模のフィットネススペースも備えるという。
同じ建物には、ベーカリー・カフェ「Meiji Park Market」もオープン予定。日本橋エリアのベーカリー「Parklet」、同ベーカリーのカフェ部門のスピンオフとなる「Parklet Kiosk」、フライドチキンサンドショップ「Baby J’s」で構成する複合型のフードコートになる。地上3階建て、建築面積は約560平方メートル。