寺山修司の没後40年を記念した展覧会「ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市」が1月13日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のギャラリー「Bunkamura Gallery 8/」で始まる。
寺山は1935(昭和10)年に青森で生まれ、18歳で短歌研究新人特選「チェホフ祭」を受賞し歌壇デビュー。1967(昭和42)年には横尾忠則さんらと劇団「天井浅敷」を結成。1983(昭和58)年に47歳で亡くなった。
昨年の寺山没後40年に合わせて開催する同展は、1960年代中ごろ~1970年代初頭に盛んに行われた天井浅敷や唐十郎さんらが立ち上げた「劇団状況劇場」などがけん引した「アングラ(アンダーグラウンド)演劇」の公演ポスターに焦点を当てる。
公演のポスターはアングラ演劇で「重要な位置を占めた」といい、「サイケデリックで猥雑」な作品も見られた。会場では寺山や横尾さんをはじめ故・赤瀬川原平さん、宇野亞喜良さん、大友克洋さん、故・金子國義さん、花輪和一さん、和田誠さんらが手がけたもの中心に、同時代のポスターや公演のチラシ、古書などを展示・販売する。
今月21日(16時~)には三沢市寺山修司記念館の副館長・笹目浩之さんによる作品の解説や、笹目さんと天井棧敷の公演ポスターのデザインも手がけたアートディレクター榎本了壱さんの対談企画を予定する。
開催時間は11時~20時。入場無料。今月28日まで。