コロワイドグループで焼き肉チェーン「牛角」などを展開するレインズインターナショナル(神奈川県横浜市)の新業態1号店となる焼き鳥居酒屋「酒場トリノ渋谷本店」(渋谷区神南1、TEL 03-5728-1099)が1月11日、渋谷・公園通りにオープンする。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う価値観やライフスタイルの変化を受け居酒屋市場は縮小傾向にあるなか、「ライブ感・高揚感・低価格」をテーマにした鶏料理メインの「専門型のネオ大衆酒場」を開発し、新たな価値の提供を図る。
コロナ禍が落ち着いた後に「最初にアクティブに動き始めた」20代をコアターゲットに据える。場所は、居酒屋「土間土間渋谷1号店」跡。店舗面積は約44坪で、席数は73席。地階に位置する店舗は「酒場×ファクトリー」をコンセプトに、木やスチールを取り入れた「無機質でスタイリッシュ」な内装に仕上げる。オープンカウンターで、客席も仕切りを無くし客同士の距離が近くなるように設計し、中央には「トリノ」の文字が入ったちょうちんを飾る。
肉の中でもリーズナブルであることから鶏肉の業態を選んだ。主力メニューは、宮崎の地鶏の調理法で用いられる鶏油をかけながらかごに入った鶏肉を焼く「炭火かご焼き」。国産鶏肉を使う鶏ももや砂肝、ぼんじり(各、塩、539円)、鶏ミックス焼き(鶏もも・砂肝・レバー、塩、748円)などを用意。温めた鉄を入れた升で提供することで、温かい状態が続くようにする。ゴマレバー(539円)やヤゲン軟骨と長いものアヒージョ(649円)、実ざんしょうをベースに吟醸みそを合わせたスープなど2種類を用意する「もつ炊き鉄鍋」(968円)など、モツのメニューも複数展開する。
そのほか、甘酢・桃コンクに1日漬ける「まるでピーチなトマトカルパッチョ」(429円)、竹炭で着色したジャガイモに半熟卵1個をのせてマヨネーズと混ぜながら食べる「半熟玉子の炭ポテトサラダ」(539円)などもラインアップ。プロセスチーズを桜チップで燻製(くんせい)する「チーズの瞬間スモーク」(429円)は注文客のテーブルで燻製する。
ドリンクは、マドラー代わりにスティック野菜を添えるブラッドオレンジとトマトの「トリノサワー」(319円)や「トリノハイボール」(429円)をはじめ、ビール(319円~)、日本酒(429円~)、ウーロンハイ(209円)などの茶割り、ソフトドリンク(319円)などそろえる。想定客単価は2,200円。
営業時間は16時~24時(金曜は翌5時まで、土曜は12時~翌5時、日曜は12時~24時)。